ASME 規格分類に従って解析を行う管板の種類を選択します。Tubesheet Type and Design Code (管板の種類と設計規格) タブの Exchanger Type (熱交換器の種類) に応じて有効な選択が変わります。
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Fixed (固定) 管板では、管板と胴の間の異なる熱伸びによって生じる荷重を受けます。この場合、両側に固定管板があります。固定管板を持つ熱交換器は ASME規格によって、次のように分類されています:
形状 |
説明 |
A |
シェルとチャンネル両方と一体となった管板 |
B |
シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
C |
シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板 |
D |
シェルおよびチャンネルとガスケット接合された管板 |
有限要素法解析 (FEA) を実行するには、固定式の管板熱交換器を選択する必要があります。
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U-Tube (U チューブ) 式の熱交換器は、胴、チャンネル、両者あるいは両側のガスケットと一体型になります。ASME規格によって次のように分類されています:
形状 |
説明 |
A |
シェルとチャンネル両方と一体となった管板 |
B |
シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
C |
シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板 |
D |
シェルおよびチャンネルとガスケット接合された管板 |
E |
チャンネルと一体でシェルとガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
F |
チャンネルと一体でシェルとガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板 |
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Floating (遊動) タイプの熱交換器は固定管板と遊動管板があります。ASME規格によって次のように分類されています:
形状 |
説明 |
A |
一体型管板 |
B |
ガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
C |
ガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板 |
D |
内部でシールされている管板 |
ASME で規定されている管板形状は次のとおりです:
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シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板
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シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張された管板
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シェルおよびチャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板。代替形状では、管板がフランジとして拡張されます。
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シェルとチャンネル両方と一体となった管板。固定式熱交換器のタイプで、フランジと伸縮継手がチューブと胴の間の異なる熱伸びによる荷重を低減するために使われます。
次に、管板の取り付け方の種類を示します: