他の地震荷重解析と同様に、CFE-MDOC規格の各容器要素の重心でのせん断力を計算します。各高さでのせん断応力がわかれば、モーメントはベース、レグ、ラグサポート (などの支持点に) に合計されます。
解析は各容器要素の重量と重心距離を計算することから始まります。長さが適切なセクションで構造物をモデル化することが非常に重要です。円筒胴では、この値は約 10 または 12フィート (3m) になります。これはソフトウェアが十分な精度で振動の固有周期を計算するのに十分な情報を持つことを保証します。
入力データと計算された重量と固有振動数を使用して、PVElite はメキシコ耐震規格の Table 3.1 から値を決定します。値は次のものがあります:
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ao - a 算出に使用されるスペクトル座標値
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c - a 算出に使用されるスペクトル座標値
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Ta(s) - a 算出に使用される固有周期
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Tb(s) - a 算出に使用される固有周期
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r - a 算出に使用される指数
グループ A 構造物
タワーおよびタンクのグループ A 構造物については、Table 3.1 から取得されたスペクトル座標の値 (ao, c) が 1.5倍されます。
このタイプの容器では、PVElite はメキシコ規格で概説されている静的解析法を使用します。煙突または塔が 60メートルまたは 192フィートを超える場合、動的解析法を検討する必要があるかもしれません。
すべての係数が計算された後、各レベルでのせん断力が Sismo 規格の 1.3.88ページにある式に従って計算されます。これは、従来の質量 x 高さの合計荷重分布式のひとつです。各レベルでのせん断力に加え、塔頂での水平力が式 1.3.89 に従って計算されます。すべての荷重が計算された後、これらは直交増加係数で乗じられます。
せん断力がわかると、モーメントは一般的な静的計算式を使用してトップからベースまで計算されます。