容器の必要厚さを用いてノズルの要求補強面積を計算する場合に選択します。この値 tr は ASME規格では大変重要です。ソフトウェアは最も高い応力比率に基づいて最大厚さを決定し、内圧と外圧に基づく必要厚さに対してこの値が支配的であればこの値を用います。圧力要求事項が tr に対して支配的でない場合があります。ノズルが背の高い縦型容器のボトム近くにある場合がこのケースに該当します。大きな風荷重あるいは地震荷重が構造物に作用すると、曲げ応力が容器断面の必要厚さを支配することになります。このようなケースでは UG-22 Div. 1 の tr の値は制御係数に基づいて決められます。
オプションとして、tr は指定されたノズルに対して設定する必要があります。Nozzle の Nozzle Input/Analysis Dialog Box で User Tr を入力することができます。