では2つの風荷重解析を規定しています。静的解析と動的解析です。
基本固有振動数が 1秒以下であれば、Static wind analysis が行われます。解析の最終目標は各部 (z) の風圧を求めることにあります。基本式は次の通りです:
q(z) = Vk2/1.63
ここで:
-
Vk = Vo*S1*S2*S3
-
Vo, S1 と S3 は定数
-
S2 は高さによって変わる変数
-
風速は単位 m/sec で規定されており、風圧は N/mm2 で規定されています。
風圧が計算されると、要素に作用する荷重が風圧に要素の面積と形状係数を乗じて求められます:
Surface Condition |
Shape Factor |
||||||
0.5 |
1.0 |
2.0 |
5.0 |
10 |
20 |
¥ |
|
Rough |
0.7 |
0.7 |
0.7 |
0.8 |
0.9 |
1.0 |
1.2 |
Smooth |
0.5 |
0.6 |
0.6 |
基本固有振動数が 1秒を超えれば、動的な風荷重解析が行われます。最初に投影風速 Vp: を計算してください。
Vp = 0.69 * Vo * S1 * S3
次に、d/H と Vp * T1/1800 を計算します。この 2つの項と容器の高さを使い、値 Xi が NBR 6123 figures 14-18 から算出されます。
そして、Roughness Category (粗さ分類) の関数である b と p が決定されます:
値 |
地上分類 |
||||
I |
II |
III |
IV |
V |
|
p |
0.095 |
0.150 |
0.185 |
0.230 |
0.310 |
b |
1.23 |
1.00 |
0.86 |
0.71 |
0.50 |
最終的に、風圧を計算します:
q(z) = 0.613 * b2 * Vp2{(z/10)2p + [(H/10)p * (z/H)1.7 * (4.4/(2.7 + p) * Xi]}
任意に高さの風圧が決定すると、上述のように荷重が算定されます。
形状係数を入力する場合には、Tools タブで Set Configuration Parameters をクリックして、Job Specific Setup Parameters タブの Wind Shape Factor ボックスに値を入力します。