オプションとしてのステップ - PV Elite - Help - Hexagon

PV Elite Help

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日本語
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PV Elite
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PV Elite
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PV Elite は指定された条件で次のような解析を行います:

  1. Cone Evaluation - 内圧と外圧についての円錐の大径端と小径端での評価です。円錐近くに補強リングがあればその影響も考慮されます。

  2. Zick Stresses - L.P. Zick の手法によるサドルサポート周りの応力計算と許容応力による評価です。PV Elite ではそれぞれのサドルに異なる荷重が作用させることができるので、各サドルでの応力が計算されます。また、プログラムは自動的にすべての様々な荷重ケースの組み合わせに対して評価をしますので、スパン中央の応力はこの方法で評価されません。

  3. AISC Leg Check: ソフトウェアがすべての重量、荷重、モーメントの計算を終えると AISC のユニティーチェックの方法で総合的な応力状態を決定します。ソフトウェアは運転状態での風荷重と地震荷重によるレグでの最も厳しい荷重を抽出し、AISC 規定でレグのチェックを行います。ユニティーチェックは 1.0 以下でなければなりません。設計のほとんどの場合 0.7 - 0.8 の範囲としています。経済性と安全性の両面からよい判断と考えられます。

  4. Lug Support Check - Leg Check 機能と同様に、ソフトウェアはラグの最も厳しい荷重を抽出し、適用規格の規定に従って評価します。このケースではガセットは AISC の規定でチェックされ、ラグプレートは一般的な業界標準の方法でチェックされます。これらの方法は圧力容器の設計ハンドブックで解説がなされています。

  5. Baserings - スカートのベースプレートでの既知の荷重とモーメントおよびベースプレートリングの形状から PV Elite は解析し、ベースプレートリングとガセット形状の設計を行います。

  6. Flanges - 胴フランジについてソフトウェアはフランジの必要厚さ、および与えられた形状に対するすべての関連応力と MAWP を計算します。この結果は入力された厚さに基づく出力で確認することができます。さらにソフトウェアはフランジの必要厚さを計算します。ソフトウェアは等価設計圧力を算出するための荷重とモーメントを含んでいないことに注意してください。外力の影響を考慮する場合は別のフィールドで入力することができます。外力評価では 2回の解析実行が必要です。1回目の解析を実行したあとで、フランジに作用する荷重とモーメントを入力してください。

  7. Nozzle Analysis - ASME 規格の規定に基づいて、ソフトウェアはノズルの評価を行います。設計ケースは内圧、外圧と MAPnc に対する設計から構成されています。内圧は容器全体の MAWP あるいはノズル位置での実際の圧力に基づくことができます。これらのオプションは入力セクションの全体入力画面にあります。ラジアル方向ノズルに加えて、ヒルサイド形状のノズルも検討することができます。任意の角度のノズルをノズル説明フィールドにある ANG=xx.x コマンドで入力することができます。ノズル解析は ASME 規格 Appendix 1-7 で規定される大径ノズルに従って、MDMT、溶接サイズと強度計算を行います。他の説明オプションは小径ノズル用です。小径ノズルの計算で面積計算が行われる場合、ノズルの名称の一部にテキスト "#SN" を入力してください。デフォルトでは、PV Elite は Division 1 容器の UG-36 での小径開口部の計算は行いません。局部的な荷重がノズルに作用する場合にはノズルレポートで WRC 107 あるいは PD 5500 Annex G、または WRC 297 のいずれか選択された結果を表示します。

  8. Fatigue Analysis - Design/Analysis Constraints (設計/解析条件) 画面で圧力サイクル数が指定された場合に疲労解析が行われます。Perform Fatigue Analysis (疲労解析の実行) ボタンをクリックしてダイアログを表示します。圧力サイクル数を変更します。この値は 1 から 20 の間としてください。この累積疲労損傷解析は PD 5500 Annex C によっています。この解析を有効にするには少なくとも 1つのノズルを指定してください。Nozzle ダイアログにチェックボックスがあり、プルダウンの選択メニューで Annex C による溶接取付物の等級を選択します。すべてのデータが指定されると、PV Elite で Fatigue Analysis レポートを作成することができます。

  9. Tubesheet Analysis - 容器設計規格が ASME VIII あるいは PD 5500 である場合、管板が定義できます。フランジあるいは熱交換器の円筒胴要素に接続することができます。PV Elite は TEMA、ASME あるいは PD 5500 に従って、管板の必要厚さ、シェルとチューブの応力を計算します。

  10. Skirt Hole Opening Analysis - スカート支持の縦型容器では、PV Elite は配管、ベント、アクセスのためのスカート開口部での材料の欠損した状態での曲げと長手方向応力を計算します。

  11. Half Pipe Jacket Analysis - らせん形状の半割りパイプジャケットでは ASME Section VIII, Division 1, Appendix EE または ASME Section VIII, Division 2, Part 4.11.6 による解析を行います。

  12. Large Central Opening Analysis - 溶接平鏡では ASME Section VIII, Division 1, Appendix 14 または ASME Section VIII, Division 2, Part 4.6.4 に従って大径中央開口部の解析を行います。

  13. Clip Analysis - サポートクリップが入力されると、業界標準手法で解析が行われます。

  14. Lifting Lugs - クリップと同様に、容器上の最終的な取り付け方向に応じて、据付け中の様々な角度に対して、胴およびラグの応力が計算されます。

  15. Tubesheet Analysis - 管板データを含むモデルでは、選択された TEMA、ASME などの規格に従って管板解析がレポート出力に一覧として表示されます。