ボトムアウトするようなスプリングサポートは、拘束の 種類 (Type) ボックスで略記号 SPR の前に、並進方向拘束を持つタイプを選択してください (たとえば、YSPR は鉛直方向のボトムアウトスプリングになります)。
ボトムアウトスプリングが入力されると、拘束条件の補助画面が次のように変わります: ギャップ (Gap) は "x" (許容トラベル) に、摩擦係数 (Mu) は F (初期スプリング荷重) に変わります。許容トラベルの方向は配管に作用する初期荷重と反対方向にとられます。これらの定義は、鉛直方向のスプリングに設定されます。このため、"x" と F の入力は、次の例のように必ず正の値としてください。
単純なボトムアウトスプリングは、しばしば定義済みの配管系で使われます。これらのスプリングハンガーは最大許容トラベルの限界を超えてボトムアウトが生じても、まだ支持能力がある場合に使われます。
Stifに剛性を、"x" に許容トラベルを、F に初期荷重を、常に入力して、ボトムアウト スプリングをモデル化してください。許容トラベル "x" が入力されない場合、デフォルトのゼロになります。初期荷重 F が入力されない場合も、デフォルトのゼロとなり、その符号は正となります。ボトムアウトスプリングと同じ節点に、他のハンガーは入力しないでください。
既知の情報:
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理論的据付荷重 (Theoretical Installed Load) = 1023 lb.
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ばね定数 (Spring Rate) = 260 lb./in.
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ハンガーテーブルの最大荷重 (Largest Load in Hanger Table) = 1690 lb.