水平配管部分の定義 (Define the horizontal pipe run) - CAESAR II - Reference Data

CAESAR II アプリケーション ガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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Reference Data
CAESAR II Version
13

節点30 エルボとハンガー (Node 30 Elbow and Hanger)

節点30 は鉛直から水平に向きを変える 90度エルボとハンガーを定義します。エルボを定義すると、ソフトウェアはエルボ部分にニアエンドとミッドポイントの節点を追加します。節点30はファーエンドになります。

  1. ベンド (Bend) チェックボックスをダブルクリックして、右側に ベンド (Bends) タブを表示します。

    ソフトウェアはロングエルボ (半径が公称径の1.5倍) をエルボのニアエンドとして節点28 (角度 2 (Angle 2)0.000)、ミッドポイントとして節点29 (角度 1 (Angle 1)M) を作成し、節点30 をエルボのファーエンドとして変更します。

    Bend Specification at End of Element

    エルボは鉛直配管の一部ですが、水平配管が作成されるまでは表示されません。

  2. ハンガー (Hangers) チェックボックスをダブルクリックして、右側に ハンガー (Hangers) タブを表示します。

  3. 節点 (Node) ボックスに 28 を入力してエルボのニアエンドにハンガーを置きます。

  4. ショートレンジのスプリングを使用 (Allow Short Range Springs) ボックスのチェックを外します。ハンガーテーブル (Hanger Table) はデフォルトの 1 - ANVIL を使用します。

  • ベンド (Bends) タブで 半径 (Radius) の値を変更できます。

  • 解析の最初の繰り返しでは、デフォルトのハンガー設定で詳しい情報は不要です。ハンガー (Hangers) タブのハンガー設定のボックスをクリックして F1 キーを押すと、ヘルプが開いてさらに情報を得ることができます。

  • ミドルレンジのスプリングハンガーの方が安価であることから、ここではショートレンジのスプリングを使いません。

節点35-40 配管要素 (Node 35-40 Pipe Element)

次の要素は水平配管で鉛直配管のエルボ (節点30) から中心線上に水平配管のエルボ (節点35) の交点へ X方向に向かいます。

  1. ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。

    前の要素の To節点 30 From節点に表示されます。To節点は 35 になります。

  2. DX ボックスに -12 ft. を入力し、TAB キーを押します。

    鉛直配管要素のエルボと新規の水平配管要素が表示されます。

節点35 エルボと拘束 (Node 35 Elbow and Restraint)

節点35 は水平90度エルボーと剛な拘束 (restraint) を定義します。エルボを定義すると、ソフトウェアはエルボ部分にニアエンドとミッドポイントの節点を追加します。要素長さは 12フィートです。

拘束は非線形支持でばねは一定ではなく荷重と変位の関数になります。配管は下向き方向には動けず、上向き方向にのみ動くことができます。

  1. ベンド (Bend) チェックボックスをダブルクリックして、右側に ベンド (Bends) タブを表示します。

    ソフトウェアはロングエルボ (半径が公称径の1.5倍) をエルボのニアエンドとして節点33 (角度 2 (Angle 2)0.000)、ミッドポイントとして節点34 (角度 1 (Angle 1)M) を作成し、節点35 をエルボのファーエンドとして変更します。

    .

    最初のエルボと同様に、エルボは水平配管の一部ですが次の要素が作成されない限り表示されません。

  2. 拘束 (Restraints) ボックスをダブルクリックして、右側に 拘束 (Restraints) タブを表示します。

  3. 種類 (Type) ボックスで +Y を選択して、エルボのファーエンドにサポートを置きます。

    拘束でばねを入力しなければ、CAESAR II は拘束を非常に剛 (rigid) とします。このことは実際的な作用荷重では、配管が下向きに押し込むことはないということになります。拘束は矢印で表示されます。

  • ソフトウェアは固定 (anchors) を除くすべての拘束 (Restraint) を矢印で表します。

  • 拘束 (Restraints) タブで同時に 6個の支持条件を与えることができます。

  • 節点35 の水平方向を支持するには、2番目の支持として X を選択します。

節点35-40 配管要素 (Node 35-40 Pipe Element)

水平配管エルボ (節点35) から Z方向の水平配管が容器側板の交点 (節点40) で終了します。要素長さは 18フィートです。

  1. ナビゲーションツール (Navigation Tools) ツールバーの 継続 (Continue) をクリックします。

    前の要素の To節点 35 From節点に表示されます。To節点は 40 になります。

  2. DZ ボックスに 18- を入力し、TAB キーを押します。.

    水平エルボと新規の水平配管要素が表示されます。

  3. 変位 (Displacements) チェックボックスをダブルクリックして、右側に 変位 (Displacement) タブを表示します。

    節点 1 (Node 1) の値に 40 が表示されます。

  4. 容器ノズルの基礎からの熱伸び量を定義します。ベクトル 1 (Vector 1) 列に次のように値を入力します:

    DX

    0.0

    DY

    0.28

    DZ

    -0.1

    RX, RY, & RZ

    0.0

    変位はグラフィックス画面に表示されます。