PV Elite および CodeCalc の変更点は次のとおりです。
PV Elite および CodeCalc Version 26.0
規格の更新
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PV Elite および CodeCalc は ASME BPVC, Section VIII, Division 1 の2023年版に対応しました:
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Mandatory Appendix UW-20 が Non-Mandatory Appendix A に入れ替わりました
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Division 1, Part UHX は Division 2, Part 4.18 の管板 (tubesheets) を参照します。
(3805328, 3915476)
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ASME BPVC, Section VIII, Division 2 の2023年版に対応しました。(3805328, 3915476)
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ASME BPVC, Section II, Part D 2023年版に対応し、Material Database 注記 を更新しました。(3591185)
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ASME BPVC 2023年版の管板に接続する同心円錐胴型チャンネル (concentric conical channels attached to tubesheets) に対応しました。 (3613619, 3667814 & 3651086)
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ASCE-7 耐震規格の 2022年版に対応しました。(3281709)
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IBC 2021年版の耐風・耐震要件に対応しました。(3657169)
Configuration (環境設定)
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Job Specific Settings タブ (Configuration ダイアログ) に Use smaller of attached shell and small end hub thickness for g0 (接続する胴の板厚とハブ小径端部の板厚 g0 の薄い方を採用する) オプションを追加しました。(4021293, 3979030)
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Job Specific Settings タブ (Configuration ダイアログ) に Percentage of nozzle loads applied to supports (0 - 100%) (ノズルから加わる荷重のうち支持構造に作用する荷重の割合) オプションを追加しました。(4049484, 3980617)
入力プロセッサと解析
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Elements パネル に クランプ接続 (clamp connections) を追加しました。(RI-TX-29318)
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Flange Input ダイアログ の Sketch にボルトサークル外側で互いに接触する金属-金属フランジの対応を追加しました (ASME Section VIII, Div. 1, Appendix Y, Class 1, 2, 3; EN 13445, Section 11.10 PD 55000, Section 3.8.8). (3656597, 3876446, 3967202)
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Elements パネル に PD 5500 Enquiry Case 133 矩形容器フランジ の設計と解析を追加しました。(3816211)
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EN 13445 および PD 5500 の材料を Material Name に材料番号またはデータベースレコード番号を入力することで選択できるようになりました。選択した材料コードはダイアログのタイトルに表示されます。(3961606, 3853734, 3959691)
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Edit/Add Materials に Edit the ASME User Material Database オプションを追加しました。また、EN 13445 や PD 5500 の Material Group Number および Record Number 特性を Material Database Editor に追加しました。(4049490)
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Flange Input ダイアログ にボルトの Root Area (谷径での断面積) 計算を追加しました。(3876412)
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Material Properties ダイアログ では、ピン留めコントロールを使用してお気に入りの材料をピン留めできます。ピン留めされた材料は Material Name のポップアップウィンドウまたはダイアログ内の材料の特性に表示されます。リストから直接お気に入りの材料を選択できます。設計規格やコンポーネントタイプによってリストの並びが異なります。リストの長さは環境設定から変更できます。(3984592, 3869808)
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Area passed/failed および UG-45 passed/failed を示す Nozzle Input/Analysis ステータスフィールドを追加しました。(3795906)
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#SN オプションの使用を明確にするため、Nozzle Input/Analysis ダイアログの Existing Nozzle Description の横にツールチップを追加しました。(3795907)
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Flange Input ダイアログ に選択したフランジタイプの詳細図を表示するようになりました。(4008779)
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クランプ接続に対応しました (ASME Section VIII, Div. 1, Appendix 24)。(3654556)
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Rectangular Vessel Input により、許容最小厚さを決定できます。(3837089)
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EN 13445 および PD 5500 のラップジョイント に対応しました。(3943075, 3816214)
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EN 13445, Section 18 疲労寿命の詳細評価が可能になりました。(3587676)
ユーザ インターフェイスとグラフィックス
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Nozzle List を更新しました。ダイアログはモードレスになり、ダイアログおよび PV Elite メインウィンドウからノズルの追加、変更、削除が可能です。(4049489, 3900588)
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3D View で右クリック > Visibility から部品表にアクセスできます。BOM はモデルの変更に応じて動的に更新されます。(3797878)
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Lifting Lug/Trunnion Input ダイアログおよび Leg ダイアログの Base Plate Parameters タブにデフォルト値を定義できるようになりました。これにより、値の更新によるメッセージの表示によって設計が中断されなくなります。(3978645)
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2D/3D 平面を表示できる Drawing View タブが追加されました。モデルのビューも回転できます。(3800335)
出力プロセッサとレポート
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開口の注記と Nozzle Calculations レポートの警告・エラーメッセージを変更しました。 (3714826)
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横置き容器の熱伸び摩擦の増大によるボルトせん断応力 Saddle Calculations レポートに追加しました。(3852229)
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一部の出力レポートに要素番号、From節点、To節点を追加しました。(3959692)
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出力レポートからのコンポーネント図はユーザーが入力した値を表示するようになりました。(3613661)
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小径の ASME ノズル の MAWP は UG-45 計算によるもののみであり、UG-37 ノズル補強計算によるものではありません。(3735983)
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マンホールまたはアクセス開口 として指定されたノズルに対して、ソフトウェアは ASME Sec VIII Div 1, UG-45 に従って Nozzle Calculations レポートの必要厚さ計算を出力します。(3874626)
ドキュメンテーション/ヘルプ
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サドル の Friction Coefficient Mu の定義を明確にしました。(3952858)
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API 579 の紹介 に CodeCalc は最新版の API 579 には対応していないことを示す注記を追加しました。(3916714)
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PV Elite の Full Face Gasket Option の説明を CodeCalc の説明と合わせました。(3781845)