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Figure F - Vessel and Nozzle Direction Cosines (容器とノズル方向余弦)
WRC 107 の適用範囲である形状ガイドラインを確認して、WRC 107 計算用の入力を行います。WRC 107 のもっとも重要な手順の一つに応力出力全体軸と WRC 107 局部軸との相関関係の認識があります。ソフトウェアはこの座標軸の変換を自動的に行います。ただし、容器とノズルの中心線軸を定義するベクトルを正しく認識してください。次の図は容器とノズルの中心線軸を定義するベクトルを示しています:
Figure G - CAESAR II 全体座標軸から WRC 107 局部座標軸への荷重の変換
容器方向を定義するために WRC 107 bulletin によって定義されている出力データ点 (A から D) を設定します。鏡上のノズルを除いてデータ点の B と A 間の線が容器中心線の軸を定義します。容器中心線はノズルの中心線軸に直角である必要があります。示されている容器/ノズル形状で、点 A がノズルの底部に設定されているので容器の方向ベクトルは (0.0, -1.0, 0.0) と書くことができます。ノズル方向ベクトルは (1.0, 0.0, 0.0) です。ノズル方向ベクトルは常に容器-ノズル接合から容器中心線を指すベクトルとして定義されます。
異なる荷重ケース (SUS, EXP, OCC) は CAESAR II のような配管応力解析プログラムで拘束荷重が得られます。これらの荷重は容器に対する配管から作用する荷重です。これらのデータが WRC 107 プログラムに入力されます。WRC-107 座標系あるいは全体座標系のいずれかを使うことができます。プログラムはレポートの最後に合格/不合格を示します。入力画面で座標系は切り替えることができ、プログラムは 2つの座標系の間で自動的荷重を変換します。
Summary of Restraint Loads on the Vessel |
||||||
Load |
X lb |
Y lb |
Z lb |
MX ft. lb |
MY ft. lb |
MZ ft. lb |
Sustained |
-26 |
-1389 |
32 |
-65 |
127 |
4235 |
Expansion |
8573 |
23715 |
-5866 |
31659 |
-5414 |
-525 |
WRC 107 Local Components |
||||||
Load |
ForceP(+X) |
Force VL(-Y) |
Force VC(+Z) |
Moment T(-X) |
Moment MC (+Y) |
Moment ML(+Z) |
Sustained |
-26 |
-1389 |
32 |
-65 |
127 |
4235 |
Expansion |
8573 |
23715 |
-5866 |
31659 |
-5414 |
-52583 |