解析を行う管板の種類を選択します。ASME には解析を目的とする 4つの特殊なタイプの管板があります。固定式、U チューブ、静止式、遊動式の管板です。
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固定式管板熱交換器は、管板と胴の間の異なる熱伸びによって生じる荷重を受けます。これは両側が静止管板で構成されています。固定式管板熱交換器は、さらに Configurations A、B、C、D に分類されます。
伸縮継手で有限要素法解析 (FEA) を行うには、固定管板式の熱交換器を選択する必要があります。
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U チューブ熱交換器は、胴、チャンネル、両者あるいは両側のガスケットと一体型になります。
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遊動式管板熱交換器は、静止式管板と遊動式管板とで構成されています。
選択された管板タイプに基づき、管板がどちら側でガスケットされるか、どちら側が一体の管板かなどのこのダイアログでのほかの入力をプログラムが自動的にリセットします。いくつかの管板形状を以下に図示します:
シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板 |
シェルとは一体、チャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されている管板 |
シェル及びチャンネルとはガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板。代替形状では、管板がフランジとして拡張されます。 |
シェルとチャンネル両方と一体となった管板。固定式熱交換器のタイプで、フランジと伸縮継手がチューブと胴の間の異なる熱伸びによる荷重を低減するために使われます。 |
ASME Section UHX で許可されている静止式および U-チューブ管板形状:
a |
シェルとチャンネル両方と一体となった管板 |
b |
シェルと一体でチャンネルとガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
c |
シェルと一体でチャンネルとガスケット接合され、フランジとして拡張されない管板 |
d |
シェルおよびチャンネルとガスケット接合された管板 |
e |
チャンネルと一体でシェルとガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
f |
チャンネルと一体でシェルとガスケット接合され、フランジとして拡張されない管板 |
ASME Section UHX で許可されている遊動式管板形状:
A |
一体型管板 |
B |
ガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
C |
ガスケット接合され、フランジとして拡張されていない管板 |
D |
内部でシールされている管板 |
ASME Section UHX で許可されている固定式管板形状:
a |
シェルとチャンネル両方と一体となった管板 |
b |
シェルと一体でチャンネルとガスケット接合され、フランジとして拡張された管板 |
c |
シェルと一体でチャンネルとガスケット接合され、フランジとして拡張されない管板 |
d |
シェルおよびチャンネルとガスケット接合された管板 |