WRC 107 応力和 - PV Elite - Help - Hexagon

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日本語
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PV Elite
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ASME Section VIII, Division 2 では容器の局部応力の解析手順を規定しています (Appendix 4-1, Mandatory Design Based on Stress Analysis)。ここでは、性解析手順のみが規定されています。このセクションで説明されている手順の適用範囲外である場合には、適用規格を参照するようにしてください。すなわち、特殊な材料、特殊な材料、あるいは特殊な応力状態が存在しているような場合です。また、運転に際して材料が高温クリープ状態で使われ非線形性を考慮すべき場合です。

規定されている最初の手順は、弾性的な手法を使うことができるかの判定です。Section AD-160 では、この判定方法が厳密に規定されており、次に示すすべての条件を満足する場合には疲労解析が免除されます:

  • 想定される内圧全変動幅に関する設計繰り返し数が 3Sm (非耐圧部材の付属物は 4Sm) に等しい Sa に対応する回数を超えないこと。Sm は材料の 運転 温度での許容応力強さです。

  • スタートアップ、シャトダウンを除く想定される内圧全変動幅が設計圧力に (Sa/Sm) を乗じた値の 1/3 (非耐圧部材の付属物は 1/4) を超えないこと。ここで、Sa は主たる圧力変動に対する材料の疲労線図での疲労強度です。

  • 容器は熱処理で局部的に高応力となった履歴がないこと。

  • 配管外力を含む機械的な荷重による応力強さの全範囲が想定される荷重変動における疲労線図から得られる Sa を超えていないこと。

弾性解析が行えると判断される場合、簡易的な手法—WRC 107 応力計算—あるいは詳細解析—有限要素法解析 (FEA)—のいずれかを用いて容器の応力評価を行うことができます。

ASME Section VIII Division 2 - ノズルの弾性解析