NBC 風荷重規格 (Wind Code) オプション - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

参照風圧 (Reference Wind Pressure) または 設計風荷重速度 (Design Wind Speed)

NBC 参照風圧 (Reference Wind Pressure) を指定します。参照風圧 q は、確率論による Subsection 1.1.3 によるか、Table C-1 に適合するように適切な値とします。

風速の設計値を指定します。この値は、地理的な位置と顧客、あるいは製造者標準に従います。Mile/Hour での代表的な風速は 85.0、100.0、110.0、120.0 です。

風の設計圧力(すなわち荷重)は、速度の二乗に比例して増加するため、標準によって合理的に許可されている最小値を入力します。

重要度係数 (Importance Factor) (Iw)

NBC 重要度係数を指定します。この値は風に対する重要度係数で、次の表のとおりです。NBC 2005 の Division B の 4-17ページ Table 4.1.7.1 に相当します。

重要度分類 (Importance Category)

重要度係数 (Importance Factor), Iw

ULS

SLS

Low (低い)

0.8

0.75

Normal (通常)

1.0

0.75

High (高い)

1.15

0.75

Post Disaster (危険度大)

1.25

0.75

露出係数 (Exposure Constant)

平均風速分布に基きます。露出係数 (Exposure Constant) の値は建物に到達する前の地勢包括粗さ(general roughness)による風の流れ方によって大きく変わります。これらの露出係数は動的な詳細手法でのみ適用されます。開放と粗さに関する用語は静的な簡易手法で使われます。

Exposure A (露出 A)

開放レベルの地勢 (標準開放露出) で建物、木々あるいは障害物が散在している地勢、開放水面、海岸線を示しています。参照風速は Exposure A (露出 A) に基づいています。

Exposure B (露出B)

粗い地形 (粗い露出)、すなわち大きな都市でいくつかの密集高層建物があり、風上に少なくとも建物高さの 20倍の距離内にある場合を示しています。NBC 2010 より前のバージョンでは風上に 1km あるいは建物高さの 10倍のどちらか大きい方の距離としていました。

Exposure C (露出C)

(NBC 2005 にのみ適用) - 粗い地形、すなわち大きな都市でいくつかの密集高層建物があり、風上に少なくとも 1kmあるいは建物高さの 10倍のどちらか大きい方の距離内にある場合を示しています。

粗さ係数 (Roughness Factor)

粗さ係数を指定します:

1 - 丸み、中度の滑らかさ

2 - 丸み、粗さ (D'/D = 0.02)

3 - 丸み、非常に粗い (D'/D = 0.08)

風上斜面の高さ (Height of the Windward Face)

風を受ける配管断面における高さを指定します。

構造減衰定数 (Structure Damping Coefficient)

構造減衰定数を指定します。この値は、限界減衰定数に対するパーセント割合で、風荷重計算でガスト係数の算出に用います。

固有振動数 (Natural Frequency)

動的に応答しやすい構造物 (f < 1 Hz.) に対して、動的なガストの効果を計算するために固有振動数を指定します。(f < 1 Hz.)

固有振動数が指定されていない場合には、CAESAR II はガスト効果を 0.85 とします。