参照風圧 (Reference Wind Pressure) または 設計風荷重速度 (Design Wind Speed)
NBC 参照風圧 (Reference Wind Pressure) を指定します。参照風圧 q は、確率論による Subsection 1.1.3 によるか、Table C-1 に適合するように適切な値とします。
風速の設計値を指定します。この値は、地理的な位置と顧客、あるいは製造者標準に従います。Mile/Hour での代表的な風速は 85.0、100.0、110.0、120.0 です。
風の設計圧力(すなわち荷重)は、速度の二乗に比例して増加するため、標準によって合理的に許可されている最小値を入力します。
重要度係数 (Importance Factor) (Iw)
NBC 重要度係数を指定します。この値は風に対する重要度係数で、次の表のとおりです。NBC 2005 の Division B の 4-17ページ Table 4.1.7.1 に相当します。
重要度分類 (Importance Category) |
重要度係数 (Importance Factor), Iw |
|
---|---|---|
ULS |
SLS |
|
Low (低い) |
0.8 |
0.75 |
Normal (通常) |
1.0 |
0.75 |
High (高い) |
1.15 |
0.75 |
Post Disaster (危険度大) |
1.25 |
0.75 |
露出係数 (Exposure Constant)
平均風速分布に基きます。露出係数 (Exposure Constant) の値は建物に到達する前の地勢包括粗さ(general roughness)による風の流れ方によって大きく変わります。これらの露出係数は動的な詳細手法でのみ適用されます。開放と粗さに関する用語は静的な簡易手法で使われます。
Exposure A (露出 A)
開放レベルの地勢 (標準開放露出) で建物、木々あるいは障害物が散在している地勢、開放水面、海岸線を示しています。参照風速は Exposure A (露出 A) に基づいています。
Exposure B (露出B)
粗い地形 (粗い露出)、すなわち大きな都市でいくつかの密集高層建物があり、風上に少なくとも建物高さの 20倍の距離内にある場合を示しています。NBC 2010 より前のバージョンでは風上に 1km あるいは建物高さの 10倍のどちらか大きい方の距離としていました。
Exposure C (露出C)
(NBC 2005 にのみ適用) - 粗い地形、すなわち大きな都市でいくつかの密集高層建物があり、風上に少なくとも 1kmあるいは建物高さの 10倍のどちらか大きい方の距離内にある場合を示しています。
粗さ係数 (Roughness Factor)
粗さ係数を指定します:
1 - 丸み、中度の滑らかさ
2 - 丸み、粗さ (D'/D = 0.02)
3 - 丸み、非常に粗い (D'/D = 0.08)
風上斜面の高さ (Height of the Windward Face)
風を受ける配管断面における高さを指定します。
構造減衰定数 (Structure Damping Coefficient)
構造減衰定数を指定します。この値は、限界減衰定数に対するパーセント割合で、風荷重計算でガスト係数の算出に用います。
固有振動数 (Natural Frequency)
動的に応答しやすい構造物 (f < 1 Hz.) に対して、動的なガストの効果を計算するために固有振動数を指定します。(f < 1 Hz.)
固有振動数が指定されていない場合には、CAESAR II はガスト効果を 0.85 とします。