継手クロッチ部半径 (Intersection Crotch Radius) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

WRC329 による応力集中係数算出のための継手溶接クロッチ半径を指定します。この値を入力すると WRC329 による応力集中係数算出オプションを選択したときに継手部では応力集中係数が 50%低減します。

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in

  • mm

  • cm

継手溶接部で大きな応力集中係数がないものと考えられる場合に、この値を指定します。

応力集中係数を低減するには、この値は Tb/2 と Th/2 のいずれか大きな値としてください。また、規格の (Tb'+y)/2 の値を確認してください。ここで y は最も大きな継手部の肉厚です。クロッチ半径はこの値よりも大きくなければなりません。

B31.3 2001年版の addendum まで B16.9 の形状制限に合致しているかを検討するために用いていました。詳細は、B31.3 の Appendix D, Note 8 を参照してください。この値と 継手クロッチ部肉厚 (Intersection Crotch Thickness) が指定されると、CAESAR II は Note 8 を用いてたわみ係数を計算します。この値が入力されない場合には、たわみ係数を環境設定ファイルの設定から決定します。