Angle または Commands > Angle で要素の強軸方向のデフォルトを定義します。Card Stack 画面に次のようにカードを挿入します:
要素強軸の定義 (Define the element strong axis)
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Card Stack 画面で適切な行を選択します。
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ANGLE カードを挿入する位置を Insert メニューで選択します。詳細は、挿入メニュー (Insert Menu) を参照してください。
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Angle をクリックします。
ANGLE カードが Card Stack に追加されます。
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をクリックして ANGLE カードを展開し、プロパティを表示します。
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ANGLE プロパティに値を入力します。
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Save をクリックして、完了します。
CAESAR II Error Checker が自動的にモデルにエラーがないかをチェックします。
強軸がX軸と平行にならない場合の柱定義 (Define structural columns when the strong axis is not parallel to the global X-axis)
強軸が X軸と平行にならない柱を定義するときに Angle を用います。柱の強軸が Z軸に平行な場合、デフォルトの方向を ANGLE=90 に再定義します。柱要素を定義して、ANGLE をデフォルトの方向にリセットします。すなわち、ANGLE=0.0 とします。
回転角の定義 (Define the angle of rotation)
Orient と Angle は、要素中心の強軸を標準の方向からある角度 (度) を持つように定義する上では同じ機能です。Orient は1つの要素、あるいは要素グループに対して角度を定義しますが、Angle はデフォルトの方向をもとの値に設定します。すなわち、ANGLE=0.0 とします。
デフォルトの方向は 0º です。
正の角度を見つける (Find the positive angular rotation)
右手の法則を用いて正の回転角を決定します。親指を要素方向の to 節点に向けます。右手の指で描く円の向きが正の方向になります。
デフォルト要素方向の決定 (Determine the default element orientation)
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部材が鉛直であれば、デフォルトの強軸は全体座標の X軸になります。
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部材が鉛直でなければ、部材の中心軸と水平面に垂直になります。
WF 形状の強軸の例を次に示します: