RCC-M サブセクション C と D で使用する圧力の剛性硬化計算 (Calculate pressure stiffening using RCC-M Subsection C and D)
デフォルトでは圧力による剛性の硬化の影響を考慮しません。ユーザーは、圧力による剛性の硬化の影響を有効にする場合は、環境設定ファイルで Use Pressure Stiffening オプションを設定してください。
RCC-M で使用するフランジ継手の修正 (Flanged end modifications using RCC-M)
ベンドが幅の広いマイターでなければ、フランジ継手による端部の影響による修正を行うことができます。
RCC-M で使用する継手の応力集中係数 (SIF) (Calculate stress intensification factors (SIFs) for intersections using RCC-M)
継手の面内と面外の応力集中係数は同じです。
RCC-M で使用する分岐継手の SIF 計算 (Calculate SIF for branch connection using RCC-M)
規格の Figure C3680.1 で示されているように、溶接分岐、あるいは補強異径分岐の SIF を使いたくない場合には、環境設定ファイルの No Reduced SIF For RFT and WLT オプションを有効にしてください。
RCC-M での応力制限の計算 (Calculate the RCC-M allowable stress limits)
許容応力は次の式を用いて計算されます。
熱膨張応力に対する許容応力 |
= |
F (1.25Sc + 0.25Sh)+(Sh - SSL) |
持続応力に対する許容応力 |
= |
Sh |
短期荷重応力に対する許容応力 |
= |
OCC * Sh |
ここで:
F = 繰り返し数に対する応力範囲低減係数
Sc = 冷間時許容応力
Sh = 熱間時許容応力
SSL = 持続応力 (PD/4t + 0.75i Mb/Z)
OCC = CAESAR II 環境設定ファイルによる短期荷重係数
RCC-M で使用する Pvar 計算 (Calculate Pvar using RCC-M)
Pvar は、運転圧力と Pmax の差で、式 10 で使われます。式 7 と 8 を満足するために、F(1.25Sc + 0.25Sh)、F(1.25Sc + 0.25Sh) + (Sh - Ssl) のいずれかを最大にするような iMc/Z を使います。ここで、Ssl は式 6 で定義される持続応力です。
RCC-M で使用するレジューサの計算 (Calculate reducers using RCC-M)
RCC-M レジューサーはたわみ係数を 1.0 とし、SIF は次の通りとしています:
最小 2.0 または 0.5 + .01*alpha* SQRT(D2/t2)
ここで:
D2 = 小径側の直径
t2 = 小径側の厚さ
Alpha は、レジューサーの円錐角度 (度) です。
指定がない場合には次の式が適用されます:
Alpha = atan[ 0.5 * (D1-D2) / (0.60 * レジューサの勾配部分の長さ) ]
Alpha は 60°を超えてはならず、D1/t1 と D2/t2 はともに 100 以下でなければなりません。