RCC-M サブセクション C と D (RCC-M Subsection C and D) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

RCC-M サブセクション C と D で使用する圧力の剛性硬化計算 (Calculate pressure stiffening using RCC-M Subsection C and D)

デフォルトでは圧力による剛性の硬化の影響を考慮しません。ユーザーは、圧力による剛性の硬化の影響を有効にする場合は、環境設定ファイルで Use Pressure Stiffening オプションを設定してください。

RCC-M で使用するフランジ継手の修正 (Flanged end modifications using RCC-M)

ベンドが幅の広いマイターでなければ、フランジ継手による端部の影響による修正を行うことができます。

RCC-M で使用する継手の応力集中係数 (SIF) (Calculate stress intensification factors (SIFs) for intersections using RCC-M)

継手の面内と面外の応力集中係数は同じです。

RCC-M で使用する分岐継手の SIF 計算 (Calculate SIF for branch connection using RCC-M)

規格の Figure C3680.1 で示されているように、溶接分岐、あるいは補強異径分岐の SIF を使いたくない場合には、環境設定ファイルの No Reduced SIF For RFT and WLT オプションを有効にしてください。

RCC-M での応力制限の計算 (Calculate the RCC-M allowable stress limits)

許容応力は次の式を用いて計算されます。

熱膨張応力に対する許容応力

=

F (1.25Sc + 0.25Sh)+(Sh - SSL)

持続応力に対する許容応力

=

Sh

短期荷重応力に対する許容応力

=

OCC * Sh
レベルB に対して、OCC デフォルトは 1.2
レベルC に対して、OCC デフォルトは 1.8
レベルD に対して、OCC デフォルトは 2.4

ここで:

F = 繰り返し数に対する応力範囲低減係数

Sc = 冷間時許容応力

Sh = 熱間時許容応力

SSL = 持続応力 (PD/4t + 0.75i Mb/Z)

OCC = CAESAR II 環境設定ファイルによる短期荷重係数

RCC-M で使用する Pvar 計算 (Calculate Pvar using RCC-M)

Pvar は、運転圧力と Pmax の差で、式 10 で使われます。式 7 と 8 を満足するために、F(1.25Sc + 0.25Sh)、F(1.25Sc + 0.25Sh) + (Sh - Ssl) のいずれかを最大にするような iMc/Z を使います。ここで、Ssl は式 6 で定義される持続応力です。

RCC-M で使用するレジューサの計算 (Calculate reducers using RCC-M)

RCC-M レジューサーはたわみ係数を 1.0 とし、SIF は次の通りとしています:

最小 2.0 または 0.5 + .01*alpha* SQRT(D2/t2)

ここで:

D2 = 小径側の直径

t2 = 小径側の厚さ

Alpha は、レジューサーの円錐角度 (度) です。

指定がない場合には次の式が適用されます:

Alpha = atan[ 0.5 * (D1-D2) / (0.60 * レジューサの勾配部分の長さ) ]

Alpha は 60°を超えてはならず、D1/t1 と D2/t2 はともに 100 以下でなければなりません。