NAVY 505 - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
Search by Category
ヘルプ
CAESAR II Version
13

Navy 505で使用する圧力の剛性硬化計算 (Calculate pressure stiffening using Navy 505)

デフォルトでは圧力による剛性の硬化の影響を考慮しません。 ユーザーは、ベンドでの圧力による剛性の硬化の影響を有効にする場合は、環境設定ファイルで Use Pressure Stiffening を設定してください。

Navy 505で使用するフランジ継手の修正 (Flanged end modifications using Navy 505)

ベンドが幅の広いマイターでなければ、フランジ継手による端部の影響による修正を行うことができます。

Navy 505 周継手溶接のデフォルト値 (Navy 505 girth butt welds default value)

周方向溶接のデフォルトの SIF は 1.0 です。これは Markl の SIF 基本理論によります。

Navy 505 で使用する有効断面係数の計算 (Calculate effective section modulus using Navy 505)

Navy 505 では、継手の有効断面係数の規定がありません。

Navy 505 で使用する継手の応力集中係数 (SIF) (Calculate stress intensification factors (SIFs) for intersections using Navy 505)

継手の面内と面外の応力集中係数は同じです。

Navy 505 で使用する進歩的な許容応力の計算 (Calculate liberal allowable using Navy 505)

Navy 505 には、Sh と Sl の差を熱膨張の許容応力範囲に足す進歩的な許容値 (liberal allowable) の規定がありません。 スプレッドシートの制御パラメーターのこの設定は、Navy 505規格では無効です。

Navy 505で使用する冷間時と熱間時の許容応力の計算 (Calculate cold and the hot allowable using Navy 505)

Navy 505規格では、冷間時と熱間時の許容応力に長手方向溶接継手効率 (Eff) を使います。 このパラメーターの使用は推定によるものです。

短期荷重に対する Navy 505 の許容応力計算 (Calculate the Navy 505 allowable for occasional loads)

Navy 505 規格では短期荷重に対して許容応力の規定がありません。 短期荷重係数 (k) は B31.1 と同様に扱われ、短期荷重に対する許容応力は kSh で計算されます。

Navy 505 での応力制限の計算 (Calculate the Navy 505 allowable stress limits)

許容応力は次のようにして計算されます。

熱膨張応力に対する許容応力 = [f(1.25Sc + 0.25Sh)]/Eff

持続応力に対する許容応力 = Sh/Eff

短期荷重応力に対する許容応力 = k*Sh/Eff

ここで:

f = 繰り返し数に対する応力範囲低減係数

Eff = 溶接効率 (規格では明示していません)

Sc = 冷間時許容応力

Sh = 熱間時許容応力

k = 短期荷重係数 (デフォルトは 1.15)

SHARED Tip B31.3 SUS Case SIF Factor オプションを用いて最新のB31.1と整合性をとれるように持続応力と短期荷重に乗じる応力集中係数を与えることができます。