動的解析における疲労強度 (Fatigue Capabilities in Dynamic Analysis) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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13

疲労解析チェックは、調和振動解析と動的解析においても行うことができます。 調和振動荷重ケースを入力します。調和振動荷重ケースでは、FAT応力種類として想定される繰り返し数を調和振動入力画面で入力します:

この手順は、静的解析で得られるレポートと同じ種類のレポートを出力します。 この出力については、すでに説明しました。

調和振動と静的解析との間で唯一異なる点は、調和振動解析では計算された応力が片振幅 (zero-to-peak) での値であるということです。したがって、疲労線図の値の 1/2 で比較されるということになります。 同様にして、累積使用 (CumulativeUsage) では、計算された応力を 2倍して許容繰返し数が得られます。

応答スペクトル法と時刻歴解析での動的解析では、応力種類は荷重ケースのドロップダウンリストか、あるいは静的/動的組み合わせから選択して、想定繰返し数を入力することで疲労応力とすることができます。

調和振動解析では、計算応力は片振幅での計算になります。従って疲労線図の応力値の 1/2 と比較されることに注意してください。 同様に、累積使用 (Cumulative Usage) レポートにおいても許容繰返し数は計算値の2倍で計算されています。