シフトごとの繰り返し数 (No. of Iterations Per Shift) (0 - 自動計算) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

シフトごとのサブスペースの反復回数を以下に説明しているように指定します。

値が 0 であれば、CAESAR  II は最適と思われる反復回数を計算します。このパラメータと 最適化前のシフトごとの繰り返し数 (% of Iterations Per Shift Before Orthogonalization) で Gram-Schmidt 型の直交化の数を制限することでシフトの計算を制御します。小さなサブスペース問題でこの数値を変更するのは非常に危険です。しかしながら、サブスペースサイズが固有値ペアで必要な全数の 10-20%であるような大きな場合には、危険度は小さくなります。

Gram-Schmidt型の直交化は、デフォルトによりそれぞれのサブスペースの繰り返しで 1回だけ実行されます。直交化は固有ベクトルのサブスペースが既に検出された固有ペアに収束するかを検証します。多くの固有値ペアの反復計算は、高次の固有値ペアの抽出を明らかに遅くします。これら 2つのパラメータの適切な設定は、固有値解析における直交化の効率を 2回、3回、4回となるにつれ、計算速度を向上させます。サブスペースは引き続き行われる非直交化サブスペース繰り返し計算の間、前の固有値ペアに収束します。

これらのパラメーターを設定する場合は、注意してください。直交化の処理が遅くなった場合には、収束後の直交化 (Force Orthogonalization After Convergence) (Y/N)Y を選択します。