Z-軸 垂直 (Z-Axis Vertical) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

Z軸が鉛直であることを示します。伝統的に CAESAR II ではY軸を鉛直軸とする座標系を用いています。しかしながら、代わりの座標系として Z軸を鉛直軸として X軸は任意に設定することがあります。このとき、Y軸は右手系での座標軸になります。現在、CAESAR II では、このどちらでも鉛直軸として設定できます。鉛直軸の途中からの変更もほとんどのケースで可能となっています。

CAESAR II を Z軸を鉛直軸として起動するように指定できます。詳細は、New Job Z-Axis Vertical (新規ジョブの鉛直軸をZ軸に変更) を参照してください。

新しい配管モデルは、環境設定 (Configure/Setup) モジュールで設定された軸の方向によって座標が決まります。既存の配管モデルでは最後に保存した軸の方向を使用します。環境設定 - 特殊実行パラメータ (Environment-Special Execution Parameters) ダイアログのチェックボックスをクリックすることで、軸の方向を Y軸鉛直から Z軸鉛直へ切り替えできます。

チェックボックスをクリックすることで、新しい軸の方向を即座に変更できます。すなわち、Yの値は Zの値に、逆に Zの値は Yの値に変換できます。次に示すように、座標軸の変更のためのみにモデルを一から作り直す必要はありません。

この鉛直軸の変更機能は、全ての配管系ファイルをある座標系から他の座標系に即座に変換します。

モデルに他の配管ファイルが含まれる場合、含まれるファイルの軸の方向は、必ずしも配管系のモデルの座標軸と一致している必要はありません。変換は即座に行われます。

モデルに構造物鋼材ファイルが含まれる場合、含まれるファイルの軸の方向は、必ずしも配管系のモデルの座標軸と一致している必要はありません。変換は即座に行われます。

風荷重、波浪荷重などの静的荷重ケース作成、静的出力プロセッサ、動的入力モジュール、動的出力プロセッサでの軸の方向は、モデルの入力ファイルでの軸の方向となります。