弁とフランジ継手のデータベース (Valve Flange Database) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

配管系入力 (Piping Input) メニュー: モデル (Model) > 弁 (Valve)

入力ツール (Input Tools) ツールバー: 弁とフランジ継手のデータベース (Valve Flange Database)

ショートカットキー: CTRL+V

CADWorx の弁およびフランジデータベースにアクセスします。このコマンドで、弁とフランジ継手のデータベース (Valve and Flange Database): <データベース名> ダイアログを表示します。

弁とフランジ継手のデータベース (Valve and Flange Database) ダイアログ

弁・フランジ継手データベースから要素を追加 (Add an Element from the Valve Flange Database)

  1. 基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログの FromTo ボックスに剛体要素の節点番号を入力します。

  2. ツールバーの 弁/フランジ継手 (Valve/Flange) をクリックするか、メニューの モデル > 弁 (Model > Valve) をクリックします。

  3. 継手を選択してハイライトします。

  4. 新規要素を挿入する場所を選択します。

    フランジ継手-弁-フランジ継手 (Flange Valve Flange) チェックボックスをクリックして有効にしていると、CAESAR II は 3つの剛体 (RIGID) 要素すべての長さと重量を 弁/フランジ継手 (Valve/Flange) データベースから自動的に生成します。

  5. OK をクリックして、選択を承認します。

    現在の配管サイズに対して選択が有効であれば、CAESAR II は DXDYDZ ボックスに要素の長さを表示します。要素は剛体 (RIGID) で、補助 (Auxiliary) ボックスに適切な重量が挿入されます。

剛体要素の方向は、前に入力した要素と同じ方向にとられます。CAESAR II は、管サイズをもとにデータベースを検索し、選択された値をダイアログに挿入します。ラインの管サイズを後で変更する場合、ラインのモデル化が終わった後で剛体要素に戻り、CAESAR II が新しいサイズをデータベースから検索するようにしてください。

CADWorx Plant データベースは、他のデータベースよりも次の点で便利です:

  • CADWorx Plant データベースは、一般の GENERIC データベースよりも精度の高い部品長さと重量を用意しています。

  • CAESAR II と CADWorx Plant のモデル化に同じ部品データを使うことにより、双方向のインターフェイスが利用でき、効率を高めます。CAESAR II と CADWorx Plant とのデータファイルおよびスペックの共有は、CADWorx インストール時にレジストリに保存されると、共有できるようになります。この場合、CADWORX.VHD の 3行目は実際の CADWorx のスペックに編集してください。スペックファイルはサブフォルダー CADWORX\SPEC にあります。このファイルの編集についての詳細は、以下を参照してください。

  • CADWorx Plant 弁とフランジ継手 (Valve and Flange) データベースは、スペックファイルと部品データファイルが ASCII テキストですから、編集が容易です。CADWORX.VHD、スペック、データファイルの の編集方法を次に示します。

ASCII テキストファイル CADWORX.VHD は次のような構造になっています:

  • 最初の行で、 CADWORX.DAT を読み込みます。変更できません。

  • 2行目は編集可能です。ゼロで始めてください。2番目の数字はユーザーの指定するスペックの数です。最大 7 まで指定できます。

  • 3行目は編集可能です。利用可能なスペックを指定します。スペックの名称は 8文字で構成され、右側に空白を設けます。スペックファイル名称の拡張子は、.SPC で、CAESAR II のサブフォルダー SPEC または CADWORX オプションがレジストリに設定されていれば CADWorx Plant specification folder にあります。

  • 4行目は編集可能です。それぞれのスペックがフィートポンド単位 (English) 系の管呼び径かメートル単位 (Metric) 系の管呼び径かを指定します。7つの空白の後に 1 でフィートポンド単位系、2 でメートル単位系になります。

  • 最後の5行は編集できません。

スペックファイルは、CAESAR II のインストールフォルダーの SPEC サブフォルダーにあります。拡張子は、.SPC です。スペックファイルでは、管サイズと適切なデータファイルを持つコンポーネントが相互に関連しています。個々の行は、フィートポンド単位系かメートル単位系でサブフォルダー LIB_I か LIB_M のライブラリー、ライブラリーと同じ拡張子をもつファイル名、データの公称管サイズの範囲の一覧です。ユーザーはこれらの項目を編集できます。行の最後の項目は部品対応の番号で、変更できません。他の項目は CADWorx Plant に関連するもので、CAESAR II にとっては意味がありません。

データファイルは寸法と重量の値を持っています。異なる部品の種類ごとに異なるデータファイルを持っています。データカラムはラベルが付けられています。CAESAR II で意味のあるデータは重量と寸法のみです。ユーザーはこれらの値を変更できます。次に、標準的な溶接一体型のフランジ(ウェルドネックフランジ)の部品データを示します:

これらのファイルの編集に関する詳細な情報は、CADWorx Plant ユーザーマニュアル を参照してください。ASCII テキストの編集については、ASCII テキストファイルのルール (ASCII Text File Rules) を参照してください。