増加係数を指定します。このフィールドは配管規格によって変わり、移送配管、あるいは海外 (non-US) 規格で用いられます。
B31.1
使用しません。
B31.3
使用しません。
B31.4, B31.4 Chapter XI
使用しません。
B31.4 Chapter IX
設計係数 (Design Factor) で Custom (カスタム) を選択した場合にのみ使用します。円周方向応力係数 (Hoop Stress Factor) の値を 0.5 から 0.72 までの範囲で指定します。
B31.5
使用しません。
B31.8
使用しません。
B31.8 Chapter VIII
B31.8 の Table A842.2.2-1 の円周方向応力設計係数 F1 の値です。パイプラインでは 0.72、プラットフォーム上の配管とライザーでは 0.50 が標準となります。
B31.9
使用しません。
ASME Sect III, Class 2 または 3
使用しません。
B31.1 (1967)
使用しません。
Navy 505
未使用
CAN Z662
長い埋設管のような配管が拘束されているかどうかを示します。
完全に軸方向を拘束されている配管ついては次の式になります:
Stress = (Fac) x abs[ Ea(T2-T1) + (1-n) Shoop ] + (SE + SL)(1-Fac)
ここで:
E = 縦弾性係数
a = 熱膨張係数 (per degree)
T2 = 運転温度
T1 = 雰囲気温度
n = ポアソン比
Shoop = 管の円周方向応力
SE = 曲げによる膨張応力
SL = 圧力による持続応力
Fac は 1.0、0.0、0.001 のいずれかにしてください。完全に拘束されている管に対してはこの値を 1 とします。完全に拘束されている、すなわち埋設部が長ければ 1 としてください。Fac のデフォルト値は 0.0 です。Fac を 0.001 とすると、埋設ではあるが地盤による拘束はモデル化されていると CAESAR II は判定します。これにより、軸応力が圧縮されていると、長手方向応力よりも円周方向応力成分が運転応力に加算されるようになります。
BS806
使用しません。
Swedish Power Code, Method 1
シグマ (tn) 増加係数です。通常は 1.5 とします。コールドスプリングのような初期応力を与えた配管では、この値を 1.35 としてください。デフォルト値は 1.5 です。
Swedish Power Code, Method 2
使用しません。
Stoomwezen
定数で、値は 0.44 または 0.5 とします。詳細は、Stoomwezen Section 5.2 を参照してください。
RCC-M C, D
使用しません。
CODETI
使用しません。
Norwegian
一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
-
lb/in2
-
KPa
-
N/mm²
常温での引っ張り強さ RM を入力します。入力がない場合、この係数により熱膨張許容応力を補正することはありません。
FDBR
ソフトウェアが自動的に決定する縦弾性係数の比 EHn/EC (熱間時縦弾性係数/冷間時縦弾性係数) を上書きします。通常、このボックスは空白にします。
この比は、熱膨張ケースの許容応力を材料と温度をもとに計算するために用いられます。ただし、0 より大きく、1 より小さい値を入力して、ソフトウェアが計算した比率を上書きできます。
FBDR規格を使用するには、縦弾性特性 (Elastic Properties) に熱間時縦弾性係数 EHn を入力します。ソフトウェアは冷間時縦弾性係数 EC を決定し、縦弾性係数の比を計算します。
CAESAR II において、配管系の応力計算で熱間時の縦弾性係数を用いる配管規格は FBDR のみです。
ユーザーが 温度 (Temperature) 熱膨張係数を入力すると、ソフトウェアは EC を決定できません。この場合、Fac に 1.0 を入力し、F1, F2, ... F9 を使用して、それぞれの 温度 (Temperature) ケースの積 (f * EHn/EC) を指定してください。
BS 7159
規格の Section 7.2.1 で定義されている平均温度変化係数 k を入力します。液配管では 0.85、ガス配管では 0.8、雰囲気温度からの変化には 1.0 とします。空白の場合、デフォルト値は 1.0 となります。
UKOOA
BS 7159 で定義されている平均温度変化係数 k を入力します。空白の場合、デフォルト値の 1.0 となります。
IGE/TD/12
IGE/TD/12 規格の Table 4 にある材料のシェークダウン係数 Ksd を入力します。炭素鋼では 1.8、オーステナイト鋼では 2.0 が一般的な値です。
HPGSL
使用しません。
JPI
使用しません。
DNV
Tables C1 または C2 の利用係数 (Usage factor) Nu (圧力崩壊) を入力します。値は 0.64 から 0.84 の間にしてください。
EN-13480
使用しません。
GPTC/Z380
Table 192.111 の建設設計係数 (Construction design factor) を入力します。
PD-8010 Part 1
CAN Z662 と同様です。
PD-8010 Part 2
使用しません。
ISO 14692
Fac は異なる使い方をします。ISO 14692 の Reference を参照してください。