カンマ区切りフォーマット (Comma Separated Value Format) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
Search by Category
ヘルプ
CAESAR II Version
13

カンマ区切りフォーマットの変位ファイルは、拡張子が .csv で次のような書式になります:

  1. 最初の行には変換係数の値だけがあります。この値は並進方向の変位量 (DX、DY、DZ) を内部のインチ単位系に変換するときに用います。

  2. 2行目には、変位データの鉛直方向が CAESAR II 座標系 (Coordinate System) の Y軸か Z軸かを指定します。

  3. あとの行はすべて変位データの行になります:

    1. 各行には58の値を定義できます: 節点の X、Y、Z および 節点に対する 54 の変位量 (6つの自由度に 9つのベクトルを乗じて 54)

    2. 最初の値は、節点番号で必須です。

    3. 続く 3つの値は節点の座標で、これは無視されます。

    4. あとの 54 の値は節点の変位量で、順番は次のとおりです: DX1, DY1, DZ1, RX1, RY1, RZ1... DX9, DY9, DZ9, RX9, RY9, RZ9. これらはオプションです。ユーザーは、54の値すべてでも、ひとつだけでも、いくつでも値を定義できます。

    5. 値は、カンマで区切ります。変位データ行の長さ (文字数) は固定ではありません。

    6. 値はそれぞれカンマに続いて定義するため、カンマの数が CAESAR II モデル内での変位量を示します。たとえば、5、8、55、58番目にある値は、モデルの節点のDX1、RX1、DZ9、RZ9にそれぞれ一致します。

    7. 値は、何文字でもかまいません。変位の値がないときは、文字なしか空白が使用できます。たとえば、カンマに続いてカンマがある場合、または、カンマに続いて空白でさらにカンマがある場合、CAESAR II モデルの対応する場所には変位量がないことになります。

一般的に、変位ファイルには CSV形式をお奨めします。Microsoft Excel™ での作成およびメンテナンスが容易だからです。固定フォーマットの変位ファイルは、メンテナンスが難しくなります。

Version 5.10 または 5.20 の変位ファイルはフォーマットが異なるため、CAESAR II Version 13 では直接使用できません。