カンマ区切りフォーマットの変位ファイルは、拡張子が .csv で次のような書式になります:
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最初の行には変換係数の値だけがあります。この値は並進方向の変位量 (DX、DY、DZ) を内部のインチ単位系に変換するときに用います。
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2行目には、変位データの鉛直方向が CAESAR II 座標系 (Coordinate System) の Y軸か Z軸かを指定します。
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あとの行はすべて変位データの行になります:
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各行には58の値を定義できます: 節点の X、Y、Z および 節点に対する 54 の変位量 (6つの自由度に 9つのベクトルを乗じて 54)
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最初の値は、節点番号で必須です。
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続く 3つの値は節点の座標で、これは無視されます。
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あとの 54 の値は節点の変位量で、順番は次のとおりです: DX1, DY1, DZ1, RX1, RY1, RZ1... DX9, DY9, DZ9, RX9, RY9, RZ9. これらはオプションです。ユーザーは、54の値すべてでも、ひとつだけでも、いくつでも値を定義できます。
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値は、カンマで区切ります。変位データ行の長さ (文字数) は固定ではありません。
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値はそれぞれカンマに続いて定義するため、カンマの数が CAESAR II モデル内での変位量を示します。たとえば、5、8、55、58番目にある値は、モデルの節点のDX1、RX1、DZ9、RZ9にそれぞれ一致します。
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値は、何文字でもかまいません。変位の値がないときは、文字なしか空白が使用できます。たとえば、カンマに続いてカンマがある場合、または、カンマに続いて空白でさらにカンマがある場合、CAESAR II モデルの対応する場所には変位量がないことになります。
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一般的に、変位ファイルには CSV形式をお奨めします。Microsoft Excel™ での作成およびメンテナンスが容易だからです。固定フォーマットの変位ファイルは、メンテナンスが難しくなります。
Version 5.10 または 5.20 の変位ファイルはフォーマットが異なるため、CAESAR II Version 13 では直接使用できません。