メインウィンドウ リボン: ユーティリティ (Utilities) > ツール (Tools) > アカウント (Accounting)
CAESAR II アカウント (Accounting) ダイアログ を表示して、ユーザーがジョブのすべての使用料係数を管理することができます。
ジョブの総使用料は次の式で計算することができます:
IF (C4 > 0.0) THEN
cost = C1*cputime + (C2*nodes + C3*elements) * C4 * numcases + C5
ELSE
cost = C1*cputime + (C2*nodes + C3*elements) + C5
ENDIF
ユーザーは、係数 C1、C2、C3、C4、C5を入力でき、必要に応じて変更することもできます。いずれの係数もゼロとすることができますが、少なくとも 1つはゼロより大きな値にしてください。
CAESAR II Accounting はオプションのモジュールです。ジョブに対してアカウンティングを記録する必要がない場合は、このモジュールを無視できます。
1回の実行ごとにアカウントレポートを作成でき、ソフトウェアは 1アカウントごとに合計します。このモジュールでは次のことも可能です:
-
ユーザーの希望するアカウント番号の組み合わせでレポートを作成します。
-
アカウント番号は、最大25文字の英数字で設定します。
-
アカウントを制御し、ソフトウェアはオプションのパスワード保護機能を用いてアクセスします (Type 2 アカウンティング方法を選択してアクセス)。
-
次の示す 2つの方法でそれぞれのジョブのアカウント番号を識別します:
-
許可されたアカウント番号の表からアカウント番号を選択します。それ以外は、システムは最後に入力した有効なアカウント番号をデフォルトとします。アカウント管理者がアカウント番号表を設定・メンテナンスします。
-
テキストボックスにアカウント番号を入力します。アカウント番号は空白でない文字列です。デフォルトはなく、ユーザーが入力した文字列は、アカウント管理者が登録したアカウント番号のいずれかに一致しなければなりません。
-
利用可能なアカウント番号一覧にアクセスするには、パスワードが必要です。
-
アカウント番号を取得していないユーザーは、実行できません。
-
-
アカウントファイル構成 (Accounting File Structure)
CAESAR II のアカウントファイル (ACCTG.DAT) は CAESAR II がレポートに出力するすべての情報を含んでいます。ファイルフォーマットは、ユーザーがこのファイルを利用してプログラム処理できるようになっています。アカウントファイルはプログラム言語 FORTRAN で次のようにして開くことができます:
OPEN(1,FILE=’ACCTG.DAT’,STATUS=’OLD’,FORM=’BINARY’, ACCESS=’DIRECT’,RECL=55)
それぞれのレコードに次の情報が保存されています:
Variable (変数) |
Type (タイプ) |
Definition (定義するもの) |
---|---|---|
JOBNAME |
CHARACTER*8 |
ジョブ名 |
ICPUTIME |
INTEGER*4 |
CPU 計算時間 (秒) |
NODES |
INTEGER*2 |
ジョブの節点数 |
NELEMS |
INTEGER*2 |
ジョブの要素数 |
NLOADS |
INTEGER*2 |
ジョブの荷重ケース数 |
MYEAR |
INTEGER*2 |
解析実施年 |
MMONTH |
INTEGER*2 |
解析実施月 |
MDAY |
INTEGER*2 |
解析実施日 |
MHOUR |
INTEGER*2 |
解析実施時刻 (時) |
MMINUTE |
INTEGER*2 |
解析実施時刻 (分) |
MSECOND |
INTEGER*2 |
解析実施時刻 (秒) |
ACCOUNTNO |
CHARACTER*25 |
ジョブ課金 |
最初のレコードは 1つの整数値 (ILAST) で、アカウントファイルの最後の有効なレコード数となっています。ジョブの総数は (ILAST-1) です。この最初のレコードは次のようになります:
READ(1,REC=1) ILAST