節点における拘束自由処理 (Free Restraint at Node) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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CAESAR II Version
13

機器で、拘束を自由にする節点を指定します。CAESAR II に自由にすべき拘束、または固定の自由度コードを指定することもできます。ノズルでは、一般にハンガー選定のために Y方向のみを自由にします。ハンガーによって機器ノズルに荷重が伝達されないように、ハンガー設計ではハンガーがすべての荷重を受けるように機器ノズル近傍の固定あるいは拘束は自由とします。

一般に、ハンガーは機器ノズル周りに用いられ、ノズルから熱伸びする配管の重量を支持するために用いられます。拘束重量計算を行う場合には、固定点を自由にして固定点とハンガー間のほとんどすべての重量をハンガーが支持するように設計します。固定点に向かう配管は、ハンガー重量計算においてのみ、あたかも支持されていないかのように扱われます。

節点における拘束自由処理 (Free Restraint at Node) ボックスは 自由度設定 (Free Code) ボックスと連動しています。自由度設定 (Free Code) が指定されていない固定点は、拘束重量計算ではまったくの自由になります。

拘束重量のハンガー設計では、最初にハンガー設計を行います。CAESAR II が自動で実行します。次に示す手順で、拘束重量計算が行われます:

  1. 剛な Y拘束がハンガー位置に置かれます。

  2. 重量計算を行い、ホット時のハンガー重量が算出されます。

  3. 重量計算を行い、ホット時のハンガー荷重が算出されます。

非線形拘束はハンガー設計では自由になりません。