容器の中心線を定義する方向ベクトル、あるいは方向余弦を指定します。ノズルの方向余弦は現在の要素の 相対 寸法から計算されます。容器の方向余弦は、ノズル制限チェック (Nozzle Lmt Check) での機器ノズルと同様に局所参照ベクトルのように扱われます。
たとえば、+Y方向の縦型容器では次のようになります:
-
容器の中心軸の方向余弦 (Vessel Centerline Direction Cosine) VX - <空白>
-
容器の中心軸の方向余弦 (Vessel Centerline Direction Cosine) VY - 1.0
-
容器の中心軸の方向余弦 (Vessel Centerline Direction Cosine) VZ - <空白>
WRC 297、API 650、PD 5500 についてノズル要素は容器壁とは直交している必要があります。斜交しているノズル、ラテラルのノズルのモデル化はできます。このモデル化は、容器からの最初のできるだけ短いノズル要素は容器から直交し、局部の剛性が正しい方向性を持つようにしなければなりません。次に、長いノズル要素はノズルの中心線から正しく出ている必要があります。
PD 5500 では円筒または球にあるノズルを許可しています。
Fax - 軸 (ノズル) (半径方向剛性) Mi - 面内曲げ (長手方向剛性) Mo - 面外曲げ (円周方向剛性) Mt - ねじり (ノズル) (ねじり剛性) D - シェルの方向余弦 |
|
鏡板のノズル荷重軸表示 |
Fax - 軸 (ノズル) (半径方向剛性) Mi - 面内曲げ (長手方向剛性) Mo - 面外曲げ (円周方向剛性) Mt - ねじり (ノズル) (ねじり剛性) D - 鏡板の方向余弦 |
-
WRC 297、API 650、PD 5500 についてノズルの中心線と容器の中心線が同一線上にある場合、ソフトウェアはエラーを出力します。
-
Custom オプションはラジアルノズルに限定するものではありません。Custom (カスタム) では、ユーザーがラテラル ノズルまたは、ヒルサイドノズル、容器鏡板上のノズルを直接定義できます。ノズル中心線と容器中心線が最小角度 20度で互いにさまざまな角度にあるかもしれません。ノズル中心線と容器中心線は同一線上にはできません。