ハンガーテーブルを指定します。
ソフトウェアが提供するハンガーテーブルは次のとおりです:
1. Anvil |
14. BHEL |
27. NHK |
2. Bergen Pipe Supports Inc (formerly Bergen Power) |
15. CASTIM 2000 (formerly Flexider) |
28. PSSI GmbH |
3. Power Piping |
16. Carpenter & Paterson |
29. Seonghwa |
4. NPS Industries |
17. Bergen Pipe Priv Ltd (India) (formerly Pipe Supports Ltd) |
30. Mitsubishi |
5. Lisega |
18. Witzenmann |
31. Yamashita |
6. Fronek |
19. Sarathi |
32. Sanwa Tekki |
7. Piping Technology |
20. Myricks |
33. Techno Industry |
8. Capitol |
21. China Power |
34. Hesterberg |
9. Piping Services |
22. Pipe Supports USA |
35. Spring Supports Mfg. Co. |
10. Basic Engineers |
23. Quality Pipe Supports |
36. Senior |
11. Inoflex |
24. PiHASA |
37. Unison (Korea) |
12. E. Myatt & Co. |
25. Binder |
38. Wookwang |
13. Sinopec |
26. Gradior |
次のチェックボックスを使用すると、追加の設計オプションを設定できます。
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拡張範囲 (Extended Range)
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コールド荷重 (Cold Load)
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ホット荷重を中間レンジ (Hot load centered) (可能であれば)
基本配管入力の ハンガー設計基準 (Hanger design criteria) をクリックして ハンガー節制制御データ (Hanger Design Control Data) を開き、ここでモデルのハンガーデータを設定できます。環境設定エディタ (Configuration Editor) > Database Definitions (データベース定義) の Default Spring Hanger Table (デフォルトのスプリングハンガーテーブル) で設定することにより、このダイアログにデフォルトのハンガーテーブルとして表示されます。モデルにスプリングハンガー設計を組み込む例題は CAESAR II アプリケーションガイド の ハンガー (Hangers) セクションを参照してください。
スプリング荷重の拡張範囲 (Extended Load Range Springs)
CAESAR II では、メーカー推奨の吊り荷重範囲を少しだけ超えた場合には、コンスタントハンガーを使う代わりにより安価なバリアブルハンガーの選択ができるように最大荷重範囲を用意しています。拡張範囲はスプリング荷重テーブルのもっとも拡張したレンジに相当します。いくつかのメーカーはこの範囲をカバーするダブルスプリングサポートを用意しています。他のメーカーは、拡張テーブルの両端を補うようにトップとボトムのトラベル制限を調整しています。ユーザーはこの最大レンジを使う前に、メーカーが適切なスプリングを供給できるかを確認してください。拡張範囲を使うことによって、コンスタント スプリング ハンガーを使う必要性がなくなることもしばしばです。
ほとんどのメーカーは拡張範囲を用意していません。拡張範囲に対応していないスプリングがあるハンガーに 拡張範囲 (Extended Range) を選択すると、ソフトウェアは標準のスプリングハンガーテーブルとレンジに戻します。
コールド荷重設計 (Cold Load Spring Hanger Design)
コールド荷重設計はスプリングハンガー設計の 1つの方法で、ホット時あるいは運転時の配管系の荷重をコールド時または据付時とするものです。この方法によるスプリングハンガーは、ホット荷重設計と比べて、次のような利点があります:
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コールド時に取り外しが容易であること
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システムがコールド時、あるいは取り外し時に、中立位置から大きな移動がないこと
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システムが温度で伸縮する前にスプリング荷重が調整できること
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コールド荷重手法は信頼性の高い設計ができると思われていること
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いくつかのシステム形状では、接続機器の運転荷重が低くなってしまうこと。この荷重低減の代表的なシステム形状は、高温運転での鉛直配管で固定点が下にあり、水平部で機器ノズルに接続するケースです。スプリングはノズル近傍のエルボ部で設計されます。運転荷重はホット荷重とコールド荷重の差だけ小さくなり、固定点からの鉛直方向の熱伸びによってモーメントと相殺することになります。
コールド荷重設計の不利な点は次の通りです:
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いくつかのシステムでは、回転機器に作用するホット時の荷重がスプリングのばね定数と移動量の積だけ増加すること
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ほとんどの据付がホット荷重設計を基本としていること
ハンガーテーブルの中央設計(ホット荷重中心) (Middle of the Table Hanger Design (Hot Load Centered))
多くの設計者はホット荷重が中間スプリングテーブルのなるべく中央にくることが望ましいと考えています。これは、システムがホットなときにスプリングがボトムアウトする前の多くの可能性に備えるものです。これは必要以上のことで、有効なコンピュータ モデリングでの配管系の解析ができる以前の、ハンガー設計がチャートか手計算で近似していた時代の対応と考えられます。このオプションを有効にしても中間のスプリングハンガーテーブルの中央にスプリングのホット荷重が来る保証はありませんが、CAESAR II はホット荷重がこの位置に来るようにハンガー設計を行うよう仕組みになっています。CAESAR II のスプリングハンガー設計アルゴリズムは、設計荷重が中間のより大きなスプリング範囲に近い場合に高い方のスプリングサイズを選択するようになっています。しかしながら、スプリングの種類は変えません。このオプションは、単に1つ大きなサイズのスプリングを選定する結果になります。CAESAR II は、10%以内の最大トラベル レンジでホット荷重を次に高いスプリングに移します。新しいスプリングがこの要求を満足していない場合には、CAESAR II は古いものを使用します。