持続荷重と短期荷重の応力指数を修正します。デフォルト設定は 0.0000 で、ソフトウェアが現在アクティブな配管規格の推奨する SIF/Index 乗数を使用することを指します。たとえば、この環境設定で 0.000 を設定し、かつ B31.3 または B31.3 Chapter IX を選択すると、推奨する SIF 乗数 0.7500 に設定されます。
B31.3 2012年版を実装した CAESAR II 2014 では、既存の環境設定の内部解釈が変更されました。B31.3 2012 年版は SIF 乗数を 0.75 と定義しています。B31.3 に近い他の規格ではこの値は定義されていません。環境設定のデフォルト値は 0.0000 に変更されました。これにより、CAESAR II は B31.3 では 0.7500、他の規格には 1.0000 を乗数に内部設定できるようになっています。これらの設定は下表のとおりです:
オプション |
環境設定 |
Sustained Moment Multiplier (I) |
|
---|---|---|---|
B31.3, B31.3 Ch IX, |
B31.3 と同様の規格 |
||
Option 1 |
0.0000 |
I = 0.75i |
I = i |
Option 2 |
0.0001 |
I = 1.0 |
I = 1.0 |
Option 3 |
0.7500 |
I = 0.75i |
I = 0.75i |
Option 4 |
1.0000 |
I = i |
I = i |
この変更はすべての配管規格に影響するわけではありません。
次の解釈が B31.3 規格の2010年版以前に適用されます。古いジョブを古い規格で解析する必要がある場合にのみ適用します:
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B31.3 の解釈集 (Interpretation 1-34, 1981年 2月 23日, ファイル: 1470-1 では、持続応力と短期荷重による応力での SIF は 0.75i で、1.0 を下回らない値を使用してもよいとしています。この解釈集 (1-34) との整合性をとるために、ユーザーは 0.7500 を入力することができます。
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B31.3 配管規格の解釈集 (6-03. 1987年 12月 14日) ファイル B31-87-022 では、持続応力に対して応力集中係数を無視することができるとしています。この解釈集 (6-03) との整合性をとるために、ユーザーは 0.0001 を入力できます。
B31J SIF とたわみの適用 (Apply B31J SIFs and Flexibilities) により B31J が適用可能な場合、ソフトウェアはこの環境設定オプションを無視します。