入力/解析/出力での操作の段階で、CAESAR IIは多くのジョブ用データファイルを作成します。これらのデータファイルは、CAESAR IIのみで使われ、入力と出力データになります。このセクションでは、保存の必要性の有無にかかわらず代表的なファイルについて説明します。ほとんどの場合、次に示すジョブファイルは、ジョブの実行中にのみコンピューター上で表示されます。ジョブが実行中でなければ、配管では .C2 ファイルに、構造物は .C2S ファイルに圧縮して保存されています。
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次のリストで、ファイル名にアスタリスク (*) がつくものは入力データとして保存されます。ダブルアスタリスク (**) は、出力ファイルとして保存されます。
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ジョブで作成されるすべてのファイルがリストにあるとは限りません。ファイルが存在するかどうかは、何の解析を実行したかによります。
静的入力ファイル
._A * |
ユーザースプレッドシート入力データ |
._J * |
荷重ケースデータ |
.C2DB * |
追加のユーザ定義を含む入力データ |
動的入力ファイル
._7 * |
ユーザー動的入力データ |
構造物入力ファイル
.STR * |
ユーザー構造物入力データ |
地盤入力ファイル
.SOI * |
ユーザー地盤特性データ |
一時ファイル
._B - |
節点境界条件ファイル。配管エラーチェックで作成され、解析モジュールで使用されます。 |
._C |
要素特性ファイル。配管エラーチェックで作成され、解析モジュールで使用されます。 |
._E |
要素接続情報ファイル。配管エラーチェックで作成され、解析モジュールで使用されます。 |
._N |
節点座標ファイル。配管エラーチェックで作成され、解析モジュールで使用されます。 |
._R |
ジョブ制御情報。配管エラーチェックで作成され、解析モジュールで使用されます。 |
.BND |
ベンド制御情報。配管エラーチェックで作成され、解析モジュールで使用されます。 |
._G |
構造物形状ファイル。配管プリプロセッサで使用されます。 |
._1 |
一時ファイル |
._2 |
一時ファイル |
._5 |
ハンガーデータ中間ファイルの一時ファイル |
._6 |
一時ファイル |
.HAR |
アニメーションのための調和振動解析成分 |
.FRQ |
調和振動解析結果の振動数と位相データ |
.XYT |
時刻歴解析結果のアニメーションファイル |
出力ファイル
._M ** |
中間出力ファイル。エラーチェックと荷重ケース設定モジュールによる |
._P ** |
静的出力データファイル |
._Q ** |
調和振動変位データ |
._S ** |
動的出力データファイル |
._T ** |
時刻歴出力データファイル |
.VAL |
中間固有値解析出力ファイル |
.VEC |
中間固有値ベクトル出力ファイル |
.OTL ** |
入力/出力 QA 順序データファイル |
.WRN |
エラーチェックによるモデル警告メッセージ |
追加のファイル
.XML |
プロット制御データ |
.NTXT |
ユーザー検証の文字入力データ |
.MIM |
ソフトウェアの FEA トランスレータによって出力された計算中間ファイル |
.OUT |
ユーザー作成出力 (テキスト) データファイル |
.CFG |
環境設定オプションファイル。.CFG ファイルと同じディレクトリにあるすべてのジョブに適用される |
.FIL |
ユーザ作成のカスタム単位系ファイル |