ソフトウェアがアクセスするユーザー設定の材料データベース(UMD)ファイルを指定します。デフォルトでは、ユーザーが 追加 あるいは標準の材料データベース (cmat.bin) を 修正 した場合に、ファイル名 umat1.umd として System フォルダー に変更分が保存されます。
5.30 より前のバージョンの CAESAR IIでは、ファイル名 umat1.bin となっていました。このファイルはコピーして、ファイル名を umat1.umd に変更できます。
複数の UMD ファイルを作成する必要がある場合があります。UMD ファイルが複数の異なる環境で作成されているような場合です。特定のファイルは一度しか使えません。したがって、追加の UMD ファイルは名前を変更しなければなりません。拡張子が UMD であり、ファイルが System フォルダー にあれば、さまざまな CAESAR IIモジュールはそれらのファイルにアクセスできます。
材料データベースファイルは次のようにしてアクセスされます:
配管入力と解析 (Piping Input and Analysis)
ソフトウェアが提供する材料データベース (cmat.bin) をソフトウェアが読み込みます。
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ソフトウェアは、指定されたユーザー材料データベース (UMD) を読み込み、UMD ファイルの更新された材料で、提供されているデータベースの内容を置き換えます。
材料データベース編集 (The Material Database Editor)
ソフトウェアが提供する材料データベース (cmat.bin) をソフトウェアが読み込みます。
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ソフトウェアは、指定されたユーザー材料データベース (UMD) を読み込み、UMD ファイルの更新された材料で、提供されているデータベースの内容を置き換えます。
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CAESAR II は変更または追加を指定されたユーザー材料データベース (UMD) に保存します。
新しい UMD ファイルの作成 (Create a New UMD File)
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Configuration Editor (環境設定) を開き、Database Definitions (データベース定義) をクリックします。
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User Material Database Filename (ユーザー設定材料データベースファイル名) に新しいファイル名を入力します。
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拡張子 UMD は変更しないでください。
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ファイル名+ピリオド+拡張子 UMD の文字数の合計は 15文字までです。
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ファイル名にスペース(空白)は使えません。
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Configuration Editor を終了する前に Save and Exit (保存して終了) をクリックして、修正した設定を保存します。
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配管入力 (Piping Input) または 材料データベース編集 (Material Database Editor) を開くと、ソフトウェアは新しい UMD ファイルを作成します。