モーダル解析 (Modal) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
13

動的解析のための初期化がなされ、基本的な式の組み立てが終了すると、CAESAR II は固有振動数と振動モードを計算する Dynamic Eigensolver を開きます。

それぞれの固有振動数が画面上に表示され、同時に計算時間が表示されます。解析処理は小さい固有振動数から打ち切り振動数 (frequency cutoff) を超えるまで、順に探します。固有振動数の打ち切りと固有振動モードの打ち切りは動的解析制御パラメータです。これらの振動数の計算時間は、システムの大きさ、振動数のグルーピング、打ち切り数によります。

固有値解析はいつでもキャンセルでき、キャンセルした時点までの振動モードを表示することができます。最後の振動数が計算されると、ソフトウェアは、スツルム シーケンス チェック (Sturm Sequence Check) を行ってモード間のスキップがないことを確認します。このチェックに合格しない場合、動的入力に戻るか、スペクトル解析を続けるかいずれかの選択をしなければなりません。一般に、スツルム シーケンス チェックが通らなくとも、計算された振動数よりも打ち切り振動数が大きい場合には許容されます。

計算が完了した後、動的出力処理 (Dynamic Output Processor) に渡されます。ユーザは、固有振動数とモード形状をテキストフォーマットで確認できます。また、モード形状をアニメーション フォーマットで表示することもできます。