交点のSIF表示 (Review Intersection SIFs) ダイアログ - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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CAESAR II
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CAESAR II Version
13

IGE/TD/12規格の交点の SIF を表示するオプションを設定します。

確認してダイアログを閉じると、基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログ の適切な特性に値を転送するオプションがあります。

節点 (Node)

応力集中が存在する 節点 (Node) 番号を表示します。

種類 (Type)

分岐または継手の種類を指定します。

11種類の分岐と継手から選択します。この規格の分岐タイプの詳細図については、他の金属材料配管規格でSIF計算に用いる特性 (Properties Used for SIF Calculations with Other Metallic Piping Codes) および IGE\TD\12 参照 (Reference) を参照してください。

D1, Notes 10 a, c, d, e, f に適合 (B31.1)

このチェックボックスを有効にすることにより、B31.1 Figure D1 の Notes 10a、10c、10d、10e、10f の寸法基準に合致していることを示します。SIF の計算をティーとして分岐管の式 (branch equation) を使うことになります。このオプションは、環境設定ファイルの編集 (Configuration Editor)Reduced Intersection (異径継手)No RFT/WLT in Reduced Fitting SIFs (異径継手のSIFとRFT/WLTの判別) オプションの設定に依存します。

Notes 6, 9, 10 を使用 (for B31.8)

このチェックボックスを有効にすることにより、B31.8 の Notes 6、9、あるいは 10 に従って、ティーに対する SIF を計算するようにします。

3673.2b-2, Notes 10, 11 に適合 (ASME Section III Class 2 (ASME NC) および ASME Section III Class 3 (ASME ND))

このチェックボックスを有効にすることにより、ASME NC/ND Figure 3673.2(b)-2、Notes 10 と 11 に従って、ティーに対する SIF を計算するようにします。SIF の計算をティーとして分岐管の式を使うことになります。このオプションは、環境設定ファイルの編集 (Configuration Editor)Reduced Intersection (異径継手)No RFT/WLT in Reduced Fitting SIFs (異径継手のSIFとRFT/WLTの判別) オプションの設定に依存します。

Note 3673.2b-1.3 のためのフェライト材料 (ASME Section III Class 2 (ASME NC) および ASME Section III Class 3 (ASME ND))

このチェックボックスを有効にすることにより、ASME NC/ND のティーの材質は炭素鋼であることを示し、ソフトウェアは Y値を指定したもっとも高い温度で計算します。

補強板厚さ (Pad Thk)

補強板で補強されたT字管、あるいは全周補強T字管の補強板 (当て板) の厚さ tp を指定します。補強板の厚さは、これらの継手でのみ有効な入力です。厚さが空白、あるいはゼロの場合には、ソフトウェアは補強のない T字管の SIF を使用します。

B31J を含めほとんどの配管規格では、効果のある範囲はヘッダーの公称厚さの 1.5倍までとしています。B31Jにおいても、この特性を補強ティーに適用します。種類 (Type) または 継手の種類 (Intersection Types) を参照してください。

EN13480 では、補強の当て板厚さはヘッダーの公称厚さまでに制限しています。

スウェーデン配管規格では、2.5 の値を使用します。

この係数は、BS 806 および Z184 では適用しません。

継手コーナー RO (Ftg Ro)

T字管継手外面の曲率を指定します。このオプションは、ASME 配管規格での異径T字管継手、Bonny鍛造ウェルドオン継手、WRC329 の継手 SIF の計算に用います。環境設定オプションで WRC329 の計算方法を制御しています。異径T字管継手の手法を補強のないT字管、ウェルドイン継手、ウェルドオン継手、押出し成型溶接式T字管に適用する際の制限を設定します。

B31Jでは、この特性はウェルドイン継手 (Weldolets) に適用されます。種類 (Type) または 継手の種類 (Intersection Types) を参照してください。

デフォルト値 (Default Values)

  • 値を設定しない場合、ソフトウェアは分岐管外半径とします。

B31Jを適用して値を設定しない場合、ソフトウェアは定義済みのデフォルト値を使います。B31J 手法 (Methods)制限と条件 (Limits and Conditions) を参照してください。

クロッチ半径 (Crotch R)

押出し溶接ティーの成形リップ部のクロッチ半径 rx を設定します。これは WRC329 計算での交差部の溶接クロッチ半径でもあります。この値の指定によっては、WRC329 の継手では 50%もの応力集中の低下が期待できます。製作T字管の応力集中を許容範囲内で低減したい場合には、ヘッダーと分岐管の接続半径をなめらかにすることがもっとも重要です。これによって半分以下に低減することができるでしょう。

B31J では、この特性は溶接ティー、押出ティーとスイーポレットに適用されます。種類 (Type) または 継手の種類 (Intersection Types) を参照してください。

デフォルト値 (Default Values)

  • 値を設定しない場合、ソフトウェアはゼロとします。

  • B31J を適用して値を設定しない場合、ソフトウェアは 0.05*(分岐管の外 ) を使用します。

溶接ティーとウェルドインカウンターティー (スイーポレット) の形状が円滑な クロッチ半径クロッチ厚さ の増肉に関する B31J 寸法要求を満足する場合、たわみ係数とSIFは低減することができます。B31J 手法 (Methods) における SIFとたわみ係数の低減 (Reduction of SIFs and Flexibility Factors) を参照してください。

溶接 ID (Weld ID)

溶接仕上げの値を指定します。0 - 溶接のまま (As Welded) または 1 - 仕上げ/グランドフラッシュ仕上げ (Finished/Ground Flush) を選択します。

1 - 仕上げ/グランドフラッシュ仕上げ (Finished/Ground Flush) を選択すると、ソフトウェアは溶接裏表の仕上げを行うものとして SIF を 1.0 とします。

周継手のSIF計算方法に入力パラメータがいかに使われるかの詳細については、不整合 - 平均 / 溶接(d) (Mismatch - Average / Weld (d)) を参照してください。

この特性は、以下にのみ適用されます:

  • Bonnyウェルドイン継手 (Bonney Forge Sweepolets)

  • Bonny鍛造ウェルドオン継手 (Bonney Forge Insert Weldolets)

  • スウェーデンの配管規格での突合せ溶接継手 (Butt Welds in the Swedish Piping Codes)

  • IGE/TD/12

  • IGE/TD/12規格での突合せ溶接継手 (Butt Welds in the IGE/TD/12 code)

溶接 (Weld) (d)

配管の内径で計測された円周方向の溶接ミスアライメントの平均値 davg を入力します。この値は突合せ溶接と勾配のある継手に対して適用されます。値を設定しない場合、ソフトウェアはゼロとします。

B31J では、この特性は突合せ溶接と勾配のある継手に対して適用されます。種類 (Type) を参照してください。

この特性は FRP 配管規格には表示されません。

すみ肉 (Fillet)

すみ肉溶接脚長さを設定します。このオプションはソケット溶接継手に適合するように使われます。値は、不等脚すみ肉溶接の場合に短い脚長さを取ります。すみ肉の脚が与えられると、ソケット溶接継手は同じ SIF になります。詳細は、B31 配管規格の Appendix D を参照してください。値を設定しない場合、ソフトウェアはゼロとします。

ヘッダー OD (Header OD)

ヘッダー管の実際の外径を指定します。

ヘッダー厚さ (Header Thk)

ヘッダー管の実際の肉厚を指定します。

分岐 OD (Branch OD)

取り合い配管の実際の外径を指定します。

分岐厚さ (Branch Thk)

取り合い配管の実際の肉厚を指定します。

ヘッダー (Header) SIF(i)

計算された面内応力集中係数 (SIF) を表示します。

ヘッダー (Header) SIF (o)

計算された面外応力集中係数 (SIF) を表示します。

分岐 (Branch) SIF (i)

計算されたブランチの面内応力集中係数 (SIF) を表示します。

分岐 (Branch) SIF (o)

計算されたブランチの面外応力集中係数 (SIF) を表示します。

たわみ性特徴 (Flexibility Characteristic)

ヘッダー外径や肉厚などティーの特性から、たわみ特性値を計算し、表示します。

分岐部の断面係数 (Branch Section Modulus)

分岐部の断面係数を表示します。

再計算 (Recalculate)

入力を変更した後に、SIF、たわみ係数、剛性とその他の関連する結果を再計算し、表示します。入力データを変更した後、CAESAR II はそのデータをモデルに反映します。