B31.3 Chapter IX - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

フランジ継手の修正 (Flanged end modifications)

ベンドが幅の広いマイターでなければ、フランジ継手による端部の影響による修正を行うことができます。

応力集中係数 (SIF) の計算 (Calculate stress intensification factors (SIFs) for intersections)

継手の面内と面外の応力集中係数は、別々に計算され異なる値になります。

B31.3 Chapter IXは F/A 長手方向応力成分とねじり成分をすべての応力カテゴリの規格応力成分に追加します。

周継手のデフォルト値 (Girth butt welds default value)

周方向溶接のデフォルトの SIF は 1.0 です。これは Markl のSIF 基本理論によります。

ソケット溶接の計算 (Calculate socket welds)

B31.3 Chapter IX ではアンダーカットの有無によるソケット溶接の違いはありません。すみ肉溶接の長さが指定されない限り、B31.3 Chapter IX では、ソケット溶接の SIF は 1.3 とします。

B31.3 2014 では、アンダーカットのないソケット溶接は 1.3 を使用します。ソフトウェアは以前のバージョンと同じ 2.1 とします。

許容応力の計算 (Calculate the stress allowables)

許容応力は次の式を用いて計算されます。

熱膨張応力に対する許容応力 = 1.25Sc+0.25Sh

持続応力に対する許容応力 = Sh

短期荷重応力に対する許容応力 = Sh * (Occ)

ここで:

Sc = 冷間時許容応力

Sh = 熱間時許容応力 (as selected)

Sl = 持続応力

Occ = 短期荷重係数 (デフォルトは 1.33)

腐れ代を考慮した応力の計算 (Calculate corroded stress)

B31.3 Chapter IX のデフォルトは持続応力と短期荷重応力に対して腐れ代を考慮した断面係数を用います。環境設定ファイルの All Stress Cases Corroded (腐れ代の考慮) を指定することで、腐れ代を考慮した応力計算になります。

レジューサ デフォルト値 (Reducer default values)

応力集中係数 SIF のデフォルト値は 1.0 です。 たわみ係数のデフォルト値は 1.0 です。