CAESAR II のデータ転送機能を用いるには、1つのデータソース名 (DSN) をシステムに設定する必要があります。DSN はコンピューター上に置かれているデータベースの場所とどのドライバーを使用するかといった通信方法に関する情報です。CAESAR II は、Access データベース または Excel スプレッドシートへのデータ転送が可能ですが、ユーザーがこの機能を使用する Access データベースの DSN だけは設定する必要があります。DSN 名は ICAS によって固定 (読み取り専用) となっています。
CAESAR II のインストールプログラムは、DSN を自動的に設定します。DSN が設定されていない場合には、次の手順で設定します。
データソース名の設定 (Setting Up the Data Source Name):
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スタート (Start) メニューから、コントロールパネル (Settings > Control Panel) を選択します。
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管理ツールの データソース (ODBC Data Sources) をダブルクリックして、ユーザー DSN (User DSN) をクリックします。
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追加 (Add) をクリックします。
次のようなダイアログが表示されます。
手順 4 から 7 にしたがって、Microsoft Access DSN を設定します。
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Microsoft Access Driver (*.mdb, *.accdb) を選択して、完了 (Finish) をクリックします。
次のようなダイアログが表示されます。データベースの選択を要求されます。
データソース名は C2_OUT_ACCESS にしてください。説明 (description) の入力はオプションで、説明となる情報を入力できます。
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データソース名 (Data Source Name) と 説明 (Description) を入力します。選択 (Select) をクリックして CAESAR II データベースのテンプレートを選択します。
CAESAR II は、ソフトウェアから転送するデータ構造のテンプレートデータベースを用意しています。このファイルは caesarII.mdb になり、CAESAR II インストールディレクトリの system ディレクトリにあります。
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ファイルを選択して OK をクリックします。
ODBC Microsoft Access Setup ダイアログに戻ります。
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OK をクリックします。
C2_OUT_ACCESS がユーザー DSN (user DSNs) に追加されました。
これで Access DSN 設定は完了しました。
上記設定は、コンピューターごとに 1度は実行が必要です。