#$ AUX_DATA
要素に対応する補助データを含みます。このデータは既に説明した IAUXAU 配列と同じ並びになります。たとえば、IAUXAU(1) が 3 のときはモデルに3つのベンドがあり、ニュートラルファイルにおいてこの次にデータが配置されます。たとえば、IAUXAU(2) が 5 のときはモデルに 5つの剛体要素があり、ニュートラルファイルにおいてベンドデータの後にデータが配置されます。
補助データのそれぞれのセットは、サブセクションヘッダーで区切られています。IAUXAU の値がゼロのときはサブセクションヘッダーのみがニュートラルファイルに記述されます。
これらの配列のデータ収納場所は、利用可能なシステムメモリーを考慮して実行時にとられます。これらの配列は、要素の数に応じて比例で領域がとられます。次の 4つの配分率が用いられます: 1/2、1/3、1/4、1/5。これらの特性は、次の変数に対応しています: N2、N3、N4、N5。これらの特性を維持することにより、ニュートラルファイルで正しく読み取ることができます。
#$ NODENAME
節点名を定義します。バージョンの整合性をとるためのもので、このセクションはオプションです。入力ファイルのそれぞれの要素の節点名がリストされています。
2の配列 (NAM) はそれぞれの名前のセットを定義します。NAM 配列は、(N6, 2) の次元です。FORTRAN 書式 (2X, A10, 16X, A10) で最初に FROM 節点の名前を、次に TO 節点の名前を読み込みます。
#$ BEND
ベンドデータを定義します。入力ファイルのそれぞれのベンドデータが、リストされています。
15の配列 (BND) はそれぞれのベンドを定義します。BND 配列は (N3,15) の次元です。
現在、13 項目が使われています。FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) で、ニュートラルファイルの 3行に次の 13項目を記述します。
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ベンド半径
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種類:1 - 単体フランジ; 2 - 2枚フランジ; 0 または 空白 - 溶接
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節点位置 #1 の角度
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節点位置 #1 の節点番号
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節点位置 #2 への角度
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節点位置 #2 の節点番号
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節点位置 #3 の角度
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節点位置 #3 の節点番号
-
マイター カット数
-
配管とは異なる継手肉厚
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長手溶接 (1=Yes, 0=No)
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ベンドのたわみ係数 (K)
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溶接強度低減係数 WL
-
オーバーレイ厚さ
#$ RIGID
剛体データを定義します。入力ファイルのそれぞれの剛体データが、リストされています。
1の配列 (RIG) がそれぞれの剛体に用いられます。配列 RIG は (N3,1) の次元を持ちます。配列の1つの要素は剛体重量です。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) でこの値を記述します。
#$ EXPJT
伸縮継手データを定義します。入力ファイルのそれぞれの伸縮継手データが、リストされています。配列 EXP は (N5,5) の次元を持ちます。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) で、ニュートラルファイルの行に次の 5項目を記述します。
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軸剛性
-
せん断剛性
-
曲げ剛性
-
ねじり剛性
-
ベローズ有効内径
#$ RESTRANT
拘束データを定義します。
入力ファイルのそれぞれの拘束補助データブロックが、リストされています。配列 RES は (N2,36) の次元を持ちます。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) で、ニュートラルファイルの 2行に 9項目を記述します。9項目は補助データブロックで可能な 6つの拘束に対して 6回繰り返されます。
それぞれの拘束仕様に対してニュートラルファイルに 2行が必要です。それぞれの拘束補助データについて 12行となります。
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拘束節点番号
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拘束の種類 (後述を参照してください)
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拘束剛性
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拘束ギャップ
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拘束の摩擦係数
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拘束の接続節点
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X 方向余弦
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Y 方向余弦
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Z 方向余弦
拘束の種類は 1 から 62 の整数値で、次のようになります:
FORTRAN 書式 (7X, I5, 1X, A100) で、ニュートラルファイルの 2行に次の 2項目を記述します。この2項目は前述の拘束仕様に続くもので、ニュートラルファイルでは配管入力の拘束補助 (Restraints Auxiliary) で定義された 6個まで可能な拘束自由度に対してデータ行を 6回繰り返します。
-
サポートタグ (Support Tag)
-
サポートガイド (Support GUID)
各文字列の最初の値は、文字数を示します。文字が空白の場合、値は 0 になります。
#$ DISPLMNT
変位データを定義します。入力ファイルのそれぞれの変位補助データブロックが、リストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) でニュートラルファイルに以下の 55項目の値を記述します。配列 DIS は (N3,110) の次元を持ちます。
それぞれの変位仕様に対して、ニュートラルファイルに 10行が必要です。すなわち、それぞれの変位補助データに 20行が必要になります。
55項目は、補助データで定義される 2つの変位について 2回繰り返されます。
指定されない変位、すなわち自由度で自由に変形する場合には、9999.99 として設定されます。
#$ FORCMNT
荷重/モーメントデータの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれの荷重/モーメント補助データブロックが、リストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) でニュートラルファイルの 10行に 55項目を記述します。配列 FOR は (N3,38) の次元を持ちます。
それぞれの荷重/モーメント仕様に対してニュートラルファイルに 10行が必要です。すなわち、それぞれの荷重/モーメント補助データブロックに 20行が必要になります。
#$ UNIFORM
分布荷重データの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれの分布荷重データが、リストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) でニュートラルファイルの 6行に次の 36項目の値を記述します。配列 UNI は (N5,36) の次元を持ちます。現在、3つのベクトルにそれぞれ 4つの値 (3方向と G荷重フラグ) が使用されています。
それぞれの分布荷重補助データブロックに対してニュートラルファイルに 6行が必要です。
G フラグは、分布荷重が震度で入力されている場合に 1 とし、単位長さあたりで入力されている場合に 0 とします。
{vector 1 & 2} |
UX1 |
UY1 |
UZ1 |
G-flag1 |
UX2 |
UY2 |
{vector 2 & 3} |
UZ2 |
G-flag2 |
UX3 |
UY3 |
UZ3 |
G-flag3 |
#$ WIND
風/波浪荷重データの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれの風/波浪仕様データが、リストされています。配列 WIND は (N5,6) の次元を持ちます。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) で、ニュートラルファイルに値のセットを書き込みます。それぞれの風荷重補助データに対してニュートラルファイルに 1行が必要です。
それぞれの行のデータ項目は次の通りです:
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入力タイプ (風荷重は 0.0、波浪荷重は 1.0、Off は 2.0)
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風形状係数、あるいは波浪抗力係数
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波浪付加質量係数
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波浪揚力係数
-
波浪海洋付着物厚さ
-
海洋付着物密度
#$ OFFSETS
要素オフセットデータの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれのオフセットデータが、リストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) でニュートラルファイルに次の 6項目に値を記述します。配列 OFF は (N5,6) の次元を持ちます。
それぞれのオフセット補助データに対してニュートラルファイルに 1行が必要です。
-
要素 FROM節点の X方向オフセット
-
要素 FROM節点の Y方向オフセット
-
要素 FROM節点の Z方向オフセット
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要素 TO節点の X方向オフセット
-
要素 TO節点の Y方向オフセット
-
要素 TO節点の Z方向オフセット
#$ ALLOWBLS
許容応力データの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれの許容応力仕様が、リストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) で、ニュートラルファイルの 26行に次の 153項目を記述します。配列 ALL は (N5,153) の次元を持ちます。
-
冷間時許容応力
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熱荷重ケース #1 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #2 に対する熱間時許容応力
-
熱荷重ケース #3 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #1 に対する規格許容応力範囲低減係数
-
熱荷重ケース #2 に対する規格許容応力範囲低減係数
-
熱荷重ケース #3 に対する規格許容応力範囲低減係数
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Eff.
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Sy
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Fac
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Pmax
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配管規格 id
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熱荷重ケース #4 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #5 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #6 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #7 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #8 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #9 に対する熱間時許容応力
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熱荷重ケース #4 に対する規格許容応力範囲低減係数
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熱荷重ケース #5 に対する規格許容応力範囲低減係数
-
熱荷重ケース #6 に対する規格許容応力範囲低減係数
-
熱荷重ケース #7 に対する規格許容応力範囲低減係数
-
熱荷重ケース #8 に対する規格許容応力範囲低減係数
-
熱荷重ケース #9 に対する規格許容応力範囲低減係数
項目25 から 32 にはサイクル数、項目33 から 40 には BW (突合せ溶接)/疲労クラスDの 8つのペアに対する応力
項目41 から 48 にはサイクル数、項目49 から 56 には FW (すみ肉溶接)/疲労クラスEの 8つのペアに対する応力
項目57 から 64 にはサイクル数、項目65 から 72 には配管規格 TD/12 を用いた疲労クラスFの 8つのペアに対する応力
項目73 から 80 にはサイクル数、項目81 から 88 には配管規格 TD/12 を用いた疲労クラスGの 8つのペアに対する応力
項目89 から 96 にはサイクル数、項目97 から 104 には配管規格 TD/12 を用いた疲労クラスWの 8つのペアに対する応力
項目105 – 縦弾性係数の補正
項目106 – アクティブな配管規格によって変わります: 許容周期の最大 (B31.3); 拘束された配管 (B31.8); 材料の構成/種類 (HPGSL および JPI)
項目 107 – 雰囲気温度での引っ張り強さ
項目 108 – 許容 Sy/St 値
項目109 から 117 は 9つの温度での降伏応力を示しています。
項目118 から 126 は 9つの温度での引っ張り強さを示しています。
ISO 14692-2017 (項目130-136) – A0 (130), A2, 埋設チェックボックス, Ehb, 形状係数 Df, 垂直偏向 y/D (135), 曲率半径 R (136).
DNV-2017 (項目 137-149)- Alpha:h (137), Alpha:fab, Supplentary Req, 材料 LP, 破裂運転, 破裂試験, 破壊, 伝播座屈, LCC, DCC, Gamma:c, R, 条件.
項目127 から 153 は現在未使用。値 0.000000 を記述します。
-
項目のうちいくつかは (特に 8-24) アクティブな配管規格によって変わります。
-
配管規格 ISO-14692 は最初の24項目で特殊なマッピングをします。
#$ SIF&TEES
応力集中係数と分岐データの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれの SIF/TEE 仕様データがリストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) でダイアログで定義可能な 2つの分岐それぞれに対して次の 30項目を記述します。配列 SIF は (N4,60) の次元を持ちます。
それぞれの SIF/TEE 仕様に対してニュートラルファイルに 5行が必要です。すなわち、それぞれの補助データについて 10行を指定する必要があります。
下記カッコ内の情報は各入力値についての情報を示します。
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節点 (継手節点番号)
-
種類 (継手の種類規格、指定のない場合は指定した SIF のみを使用)
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面内 SIF (ii)*
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面外 SIF (io)*
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溶接 (d) (円周方向の溶接ミスアライメント、突合せ溶接と勾配のある継手に対して適用)
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すみ肉 (すみ肉脚長)
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補強板厚さ (補強板の厚さ)
-
継手コーナー Ro (分岐接続のフィッティング外半径)
-
クロッチ R (押出し成型溶接式T字管のクロッチ半径 (外面の曲率))
-
溶接 ID (溶接 ID 値)
-
B1 (規格指定値)
-
B2 (規格指定値)
-
面内指数 (Ii)*
-
面外指数 (Io)*
-
めじり SIF (it)*
-
軸 SIF (ia)*
-
圧力 SIF (ip)*
-
圧力 Index (Ip)*
-
19-22*
23. (規格関連の "Note" オプション)
24. (規格関連の "Note" オプション)
25. 軸指数 (Ia)
26. ねじり指数 (It)
-
* 3、4、11、13-22 の値は IGE/TD/12 配管規格用です。
-
値のうちいくつかは、選択した配管規格によって変わります。配管入力仕様の詳細は、SIF と分岐 (SIFs & Tees) を参照してください。
#$ REDUCERS
このサブセクション ヘッダーは、レジューサデータの開始を定義します。入力ファイルのそれぞれのレジューサー仕様データがリストされています。
FORTRAN 書式 (2X, 6G13.6) で、ニュートラルファイルに次の 5項目を記述します。配列 RED は (N6,5) の次元を持ちます。
それぞれのレジューサー仕様に対してニュートラルファイルに 1行が必要です。
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レジューサーの2番目の外径
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レジューサーの2番目の肉厚
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レジューサーの Alpha角度
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TD/12 配管規格での R1
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TD/12 配管規格での R2
これらの値は、2番目の継手仕様に対して繰り返されます。
#$ FLANGES
フランジ継手データを定義します。入力ファイルのそれぞれのフランジ継手仕様データがリストされています。72 のデータ値でフランジ継手を記述します。
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FROM/TO (0 = FROM, 1 = TO, 2= 両方)
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評価方法 (0 = PEQ, 1 = ASME NC)
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評価手法によるガスケット、あるいはボルトサークル外径
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ボルト断面積 (ASME 評価方法のみ)
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SYC (ASME 評価方法のみ)
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SY1 (ASME 評価方法のみ)
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SY2 (ASME 評価方法のみ)
-
SY3 (ASME 評価方法のみ)
-
SY4 (ASME 評価方法のみ)
-
SY5 (ASME 評価方法のみ)
-
SY6 (ASME 評価方法のみ)
-
SY7 (ASME 評価方法のみ)
-
SY8 (ASME 評価方法のみ)
-
SY9 (ASME 評価方法のみ)
-
15-24 クラス名 (最大40文字)
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25-48 24 TEMPERATURES OF THE TEMP/PRESS RATING CURVE (PEQ 評価方法のみ)
-
49-72 24 PRESSURES OF THE TEMP/PRESS RATING CURVE (PEQ 評価方法のみ)
これらの値は、ニュートラルファイルに12行で配置され、特に指定がなければ FORTRAN書式 (2X, 6G13.6) で表します:
行 1: フランジ項目 1-5
行 2: フランジ項目 6-11
行 3: フランジ項目 12-14
行 4: 書式 (2X, A40) でクラス名
行 5: フランジ項目 25-30
行 6: フランジ項目 31-36
行 7: フランジ項目 37-42
行 8: フランジ項目 43-48
行 9: フランジ項目 49-54
行 10: フランジ項目 55-60
行 11: フランジ項目 61-66
行 12: フランジ項目 67-72
それぞれのフランジに対して、全部で 12行がニュートラルファイルに記述される必要があります。未使用のフィールドと値は 0.00 で表されます。
#$ EQUIPMNT
機器/ノズルチェックデータを定義します。入力ファイルのそれぞれの機器仕様データがリストされています。17のデータ値の2セットがあり、FORTRAN書式 (2X, 6G13.6) で以下のように表します:
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節点番号
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制限荷重 FX
-
制限荷重 FY
-
制限荷重 FZ
-
制限荷重 MX
-
制限荷重 MY
-
制限荷重 MZ
-
参照軸方向余弦 CosX
-
参照軸方向余弦 CosY
-
参照軸方向余弦 CosZ
-
フランジ レーティング
-
相互作用方法: 0=絶対値; 1=SRSS; 2=一致チェック;
項目13-17 は予備で 0.00 で表されます。これらの値は、ニュートラルファイルに6行で配置されます。それぞれの ノズル/機器 チェックに対して、全部で6行がニュートラルファイルに記述される必要があります。未使用のフィールドと値は 0.00 で表されます。