局所座標を使用する (Using Local Coordinates) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

配管系を解析する場合に、一連の項目をチェックし問題のないことを照査する必要があります。見直す項目は、次のとおりです:

拘束と末端部の運転荷重

最大運転変位

ハンガー設計結果

規格ケースでの規格応力

機器評価

容器ノズル評価

伸縮継手評価

全体座標での拘束荷重と変位をチェックします。拘束荷重と変位は節点量ですから全体座標でのチェックをします。要素荷重と応力はほとんどの場合に局所座標で評価します。要素の局所座標の使用のよい例は、断面力の自由物体ダイアグラムです。自由物体ダイアグラムにおける荷重は全体座標系での位置にかかわらず同じになります。しかしながら、それぞれの要素は局所座標を持っています。さらに、1つの要素の局所座標系は他の要素とは異なる局所座標系を持っています。

一般には、全体座標系は大文字の X、Y、Z で表し、局所座標系はさまざまな記号で表されます。 ほとんどの場合には、局所座標系は小文字を使います。一般的には、xyz、abc、uvw が使われます。CAESAR II では、要素の局所座標系として xyz を用いています。

要素の局所座標系は、全体座標系と規則で関連付けられています。一般には、要素の種類によっていくつかの規則があります。CAESAR II では、モデル内の配管要素の局所座標系の定義に次の規則を適用しています。