Det Norske Veritas (DNV) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

この規格のタイトルは、「Rules for Submarine Pipeline Systems (海底パイプラインの規則)」 です。限界設計要求ではなく、許容応力度法 (Allowable Stress Design) (ASD) の規定を用意しています。

DNV で使用する応力集中係数 (SIF) 、たわみ係数、断面係数 (Calculate the Stress Intensification Factors (SIFs), flexibility factors, or section moduli using DNV)

DNV には応力集中係数、たわみ係数、断面係数についてのガイドラインはありません。 これは、DNV での設計経験者の非公式な意見により決定しており、B31.1 火力設備配管規格 (B31.1 Power Code) に準拠しています。 すべての応力計算は腐れ代を考慮して行われます。

DNV で使用する熱荷重ケース計算 (Calculate the expansion load case using DNV)

熱荷重ケースに対する規定がありませんので、この規格では熱荷重ケースは作成されません。

DNV で使用する運転、持続、短期荷重の計算 (Calculate the operating, sustained, or occasional load cases using DNV)

運転荷重、持続荷重、短期荷重ケースは全く同じように計算されます。 これらの荷重ケースでは、3つの応力計算を行い、異なる許容応力で評価します。 許容応力に対して最も高い比率を示す計算応力が、許容応力とともに応力レポートに出力されます。 これらのチェックは次の通りです:

円周方向 (Hoop) 応力:

Sh£ ns SMYS

円周方向 (Hoop) 応力:

Sh£ nu SMTS

長手方向応力:

SL£ n SMYS

等価応力:

Se£ n SMYS

ここで:

Sh = (Pi – Pe) (D – t) / 2t

Pi = 内圧

Pe = 外圧

D = 外径

t = 肉厚

ns = 円周方向応力に対する降伏使用係数; DNV 規格の Table C1 と C2 参照

SMYS = 運転温度での規格最小降伏点

nu = 円周方向応力に対する破壊使用係数; DNV 規格の Table C1 と C2 参照

SMTS = 運転温度での規格最小引っ張り強さ

SL = 最大長手方向応力

n = 等価応力に対する使用係数; DNV 規格の Table C4 参照

Se = [Sh2 + SL2 - ShSL + 3t2]1/2

t = ねじり応力

DNV で使用するレジューサー計算 (Calculate reducers using DNV)

DNV 規格では、レジューサーの SIF 計算を規定していません。