分解特異点公差 (Decomposition Singularity Tolerance) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

固有値ソルバーへの分解特異点公差を科学的記数法で指定します。 デフォルト値は 1E10 です。

剛性マトリックスシフトに伴う固有値ソルバーの分解において、計算される固有値にシフトが近すぎないかの特異点チェックを行います。 特異条件が検出されると、最後に用いた値に対してあまり大きく異ならない新しいシフトで計算を行い、新しい分解を試みます。 新しい分解が正常に解かれない場合には、致命的なエラーとなります。 特異点公差を大きくするとこの致命的なエラーを回避することができますが、入力値は 1E13 を超えないようにしてください。 特異点の問題は非常に軽い、小さな径の配管系に非常に重い大きな径の配管系が接続している場合、あるいは非常に短い長さの配管が異常に長い配管につながっている場合に起こります。