二乗和平方根法 (Square Root of the Sum of the Squares Method) - CAESAR II - ヘルプ

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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

この方法は、個々の振動モードの応答の二乗和平方根 (square root of the sum of the squares) がシステムの全応答に等しいものとします。実質的に、ダブルサム法で補正係数を 0.0 とした場合と同じです。あるいはグルーピング法で接近しているモードがないとしたときと同じです。システムの全応答は次のようにして計算されます:

この方法は、統計的にすべてのモードの応答が完全に独立であり、最大値は荷重の作用している時間において総体的に均一に分布している場合に相当します。通常、この仮定は非安全側です。特に非常に近接している振動数がある場合には、これらのモードで荷重が作用している間で最大のDLFは同じ時刻で起こる可能性があるため、非安全側である傾向が強くなります。

すべての時刻歴解析の合成は同位相の代数的加算であるため、時刻歴解析結果ではこのモーダル合成法は無効です。