CADPIPE/CAESAR II データ変換のチェック (Checking the CADPIPE/CAESAR II Data Transfer) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

変換された CAESAR  II 入力ファイルを確認することは重要なことです。まず、ログファイルでエラーや警告がないかを確認してください。

ログファイルは標準の ASCII テキストファイルです。プリンターに印刷するか、Notepad (メモ帳) のようなテキストエディタで確認できます。

次に CAESAR  II 入力モードでモデルを表示します。CAESAR  II で CADPIPE データを変換した例を以下に図示します。

CAESAR  II での形状と CADPIPE の図面とに不一致があれば、ログファイルで問題点を探します:

  1. 問題となっている領域を見つけ、ログファイルの Section 3 に関連する要素を見つけます。

  2. ログファイルの Section 2 に CADPIPE の接続ファイルに存在するものと同じデータ (エンティティ) が含まれていることを確認します。

  3. ファイルの Section 1 の情報が Section 3 で変換されたものと一致しているかを確認します。

CAESAR  II の形状の誤りは、通常、次のような原因によります:

  • 想定外の形状データが CAESAR  II インターフェイスに送られました。この問題の解決方法は、インターフェイスの現在の条件を更新することです。原因調査と今後のインターフェス更新のため、.UDE ファイルを Hexagon CAS サポートに送信します。

  • データ変換中に不明なアイテムコードがありました。CADPIPE ソフトウェアが更新され、新しいアイテムコードが追加された場合に発生します。インターフェイスは新たな項目を認識できないため、プログラムを修正する必要があります。Hexagon CAS サポートに連絡します。

  • CADPIPE 接続ファイルのオーレット (OLET) は、分岐継手としての配管要素を含んでいません。結果として、インターフェイスは関連する配管の座標から 3次元の交差部の計算を行って推測します。交差部を正しく認識できない可能性が生じます。このような場合、オーレットを含む分岐が CAESAR  II モデルの原点になります。この問題は CAESAR  II の入力で、交差部の配管を分割してオーレットを挿入することで解決できます。

  • 過去に Hexagon CAS に送付された CADPIPE 接続情報ファイルにエラーが含まれているケースがありました。このエラーは、配管が逆戻りするような場合にベンド要素で方向が変わっていませんでした。このようなエラーは CAESAR  II エラーチェックで発見できますが、データ変換を実行する前に発見するようにします。