ベンド、ティー、継手の 2軸応力比を指定します。2軸応力比 r は次の式で定義されます:
ここで:
ssh(2:1) は応力状態 2:1 での短期円周方向強度
ssa(0:1) は軸荷重のみでの短期軸方向強度
メーカーからのデータがない場合には、次の示すデフォルト値を使用します:
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短期 |
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ベンド |
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ティー |
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手巻き積層 |
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継手 |
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ISO 14692-2-2002 の 6.2.6 に準拠して試験を行い検証することによって、短期 2軸強度比 r は高い値を採用できます。 |
CAESAR II では、ISO 14692 に準拠してティーに対する 2軸応力比 r は 1.0 としています。
ベンドまたは継手について2軸応力比 r が 20 を超える場合、CAESAR II はエラーチェックで警告メッセージを表示します。この警告メッセージは無視することができます。
配管モデルに継手またはベンドがなければ、対応する 2軸応力比 r は必要ありません。ただし、エラーメッセージを避けるため、1.0 のような正の値を r に入力してください。