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CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

ベンド、ティー、継手の 2軸応力比を指定します。2軸応力比 r は次の式で定義されます:

ここで:

ssh(2:1) は応力状態 2:1 での短期円周方向強度

ssa(0:1) は軸荷重のみでの短期軸方向強度

メーカーからのデータがない場合には、次の示すデフォルト値を使用します:


継手 (Fitting)


成分 (Component)

短期
強度 2軸
応力比 (r)*

ベンド

  • フィラメント巻き単方向 90° かつ ± Q°

  • フィラメント巻き 手巻き 1層

  • 100% 手巻き

  • 0.45

  • 1.0

  • 1.9

ティー

  • フィラメント巻き 手巻き 1層

  • 1.0

手巻き積層

  • CSM/WR 1, 9

  • 1.9

継手

  • スピゴット/ソケット、機械的接合

  • ねじ

  • フランジ

  • 積層

  • 1.0

  • 0.45

  • 1.0

  • 2.0

ISO 14692-2-2002 の 6.2.6 に準拠して試験を行い検証することによって、短期 2軸強度比 r は高い値を採用できます。

CAESAR II では、ISO 14692 に準拠してティーに対する 2軸応力比 r は 1.0 としています。

ベンドまたは継手について2軸応力比 r が 20 を超える場合、CAESAR II はエラーチェックで警告メッセージを表示します。この警告メッセージは無視することができます。

配管モデルに継手またはベンドがなければ、対応する 2軸応力比 r は必要ありません。ただし、エラーメッセージを避けるため、1.0 のような正の値を r に入力してください。