長手方向溶接継手効率を指定します。配管規格によって、このフィールドは変わります。
B31.1, B31.1-1967, B31.5
許容応力表は長手方向溶接効率を含んでいます。Eff が入力された場合には、SC と SH は Eff で除して配管系の応力計算 (flexibility stress calculations) に使います。Eff は最小肉厚計算では無視されます。
B31.3, B31.4, B31.4 Chapter XI, B31.8, B31.8 Chapter VIII, B31.9, NAVY 505, Z662 (J), BS 806 (e), CODETI (z), FDBR (vl), GPTC/Z380
許容応力表または降伏応力表は長手方向溶接継手効率が含まれていません。Eff は配管系の応力計算(flexibility calculations)では無視されます。SH は Eff を乗じて最小肉厚計算で使います。
B31.4 Chapter IX, ASME NC, ASME ND, RCCM-C, RCCM-D
配管系の応力計算 (flexibility calculations)、最小肉厚計算でともに無視されます。このボックスはこれらの規格では無効となります。
Swedish Method 1, Swedish Method 2, Norwegian TBK 5-6
円周方向継手係数 z で、配管系の応力計算や最小肉厚計算での許容応力計算よりも、規格応力の計算に使われます。配管系の応力計算(flexibility calculations)、最小肉厚計算でともに適用されます。
Stoomwezen
サイクル低減係数で、規格では Cf として参照されます。この規格では、CAESAR II は溶接継手効率を考慮しません。
BS 7159
円周方向弾性係数と軸方向弾性係数との比 Eh/Ea になります。このボックスを空白にすると、たとえ材料が等方性であってもデフォルトは 1.0 となります。
UKOOA
このボックスは f2 に置き換わります。システムの設計係数です。標準としてこの値は 0.67 となります。
IGE/TD/12
このボックスは Dfac に置き換わります。これは配管系の設計係数 (f) で、IFE/TD/12 規格の Table 2 に記述されています。この値は 0.3、0.5、0.67 のいずれかになります。
DNV
このボックスは Table C1 あるいは C2 から、利用係数 Ns (pressure yielding) に置き換わります。この値は 0.77 から 0.96 の間にあります。
EN-13480
応力計算(flexibility calculations)では無視されます。SH は Eff を乗じて最小肉厚計算で使います。
PD-8010 Part 1
溶接継手効率で許容円周方向応力を決定します。詳細は、Section 6.4.3.1 を参照してください。
PD-8010 Part 2
使用しません。
ISO 14692
Eff は異なる使い方をします。ISO 14692 の Reference を参照してください。
HPGSL
長手方向溶接継手効率です。(B31.1 と同じ)
JPI
長手方向溶接継手効率です。(B31.1 と同じ)