F1, F2, ... F9 - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

ほとんどの配管規格で規定する応力範囲低減係数を入力します。

B31.1

応力範囲低減係数は式 1c から算出されます。複数セットの温度サイクルがあり、温度サイクル数が大きい場合には、組み合わせ寿命サイクル数の計算は適用規格に従います。値が入力されていない場合、ソフトウェアは 1の値を仮定します。

B31.3

規格 図302.3.5に対応する式 1c から応力範囲低減係数を計算します。ある条件を満たせば、応力範囲低減係数は 1.0 を超えることができます。B31.3 のこのボックスにサイクル数を入力すると、CAESAR II は応力範囲低減係数を式 1c に従って計算します。

B31.4, B31.4 Chapter XI

規格 Section 403.3.2 の式から応力範囲低減係数を計算します。B31.4 のこのボックスにサイクル数を入力すると、CAESAR II は応力範囲低減係数をこの式に従って計算します。疲労係数は 1.2 未満にしてください。

B31.4 Chapter IX

使用しません。

B31.8

規格 Section 833.8(b) の式から応力範囲低減係数を計算します。B31.8 のこのボックスにサイクル数を定義すると、CAESAR II は、応力範囲低減係数をこの式に従って計算します。

B31.8 CHAPTER VIII

使用しません。

B31.9

詳細な応力解析の内容は、B31.1 を参照します。詳細は、Paragraph 919.4.1.b を参照してください。

CODETI

規格の U に相当します。

NORWEGIAN

規格の fr に相当します。2.34 が最大です。

DNV

運転温度での引っ張り強さです。

CAN Z662

F1 = L - Table 4.2 から得られる位置の係数です。

F2 = T - Table 4.4 から得られる温度低減係数です。

F1 = L の場合:

適用

クラス 1

クラス 2

クラス 3

クラス 4

Gas (非酸) および HVP (非酸)

一般

1.000

0.900

0.700

0.550

保護された横断部

1.000

0.900

0.700

0.550

道路

0.750

0.625

0.625

0.500

鉄道

0.625

0.625

0.625

0.500

0.625

0.625

0.625

0.500

その他

0.750

0.750

0.625

0.500

CO2 (非酸)

一般

1.000

0.800

0.800

0.800

保護された横断部

1.000

0.800

0.800

0.800

道路

0.800

0.800

0.800

0.800

鉄道

0.625

0.625

0.625

0.625

駅およびターミナル

0.800

0.800

0.800

0.800

その他

0.800

0.800

0.800

0.800

LVP (Low Vapor Pressure:低蒸気圧)多相(非酸)、LVP液化および疑似液化炭化水素(低可燃性)、LVP油田水

保護されていない鉄道横断部

0.625

0.625

0.625

0.625

その他

1.000

1.000

1.000

1.000

クラス 1 - 未開発地域、人が居住する10以下の施設地域

クラス 2 - 以下に示す 1つ以上を有する地域:

  • 11人から 45人が居住する施設

  • 20人から 120人が専有している建築物

  • 20人から 120人が専有している狭い明確に決められた野外設備敷地

  • パイプラインからの漏洩により危険、あるいは有害な環境になりうる産業用設備のある敷地

クラス 3 - 以下に示す 1つ以上を有する地域:

  • 46人以上が居住する施設

  • 病院、刑務所、デイケアなど速やかな避難の困難な施設

  • 120人以上が専有している建築物

  • 120人以上が専有している狭い明確に決められた野外設備敷地

クラス4 - 4階以上の人が居住する建築物のある地域

F2 = T の場合:

温度

低減係数 T

120 (C) まで

1.00

150

0.97

180

0.93

200

0.91

230

0.87

F3 から F9 は使用しません。

CAN Z662 Chapter 11

F1 - 使用しません。

F2 = T - Table 4.4 から得られる温度低減係数

F3 = - Table 11.1, column A から得られる Condition A の FA 設計係数

F4 = - Table 11.1, column B から得られる Condition B の FB 設計係数

F5 から F9 は使用しません。

BS 806

設計温度における設計寿命での平均応力。F1, F2, ... F9 は対応する最大 9つの温度状態。

FDBR

温度の代わりに 線膨張係数 (expansion coefficients) を直接入力しない限り、B31.1と同様です。温度の代わりに線膨張係数を直接入力した場合、ソフトウェアは Ehot を計算できません。この場合、FAC ボックスに 1.0 を入力し、これらのボックスにはそれぞれの温度ケースで積 (f * Ehot / Ecold) を指定してください。

SWEDISH METHOD 1

運転温度でのクリープ破断強度です。F1, F2 ... F9 は対応する最大 9つの温度状態。

STOOMWEZEN

クリープに関連した材料特性で、次のとおりです:

  • F1 = Rrg - 運転温度における 100,000時間後に 1%永久ひずみを生じる平均クリープ応力 (vm)

  • F2 = Rmg - 運転温度における 100,000時間後に破断を生じる平均クリープ引っ張り応力 (vm)

  • F3 = Rmmin - 運転温度における 100,000時間後に破断を生じる最小クリープ引っ張り応力 (vm)

BS 7159

疲労係数 Kn です。他の規格と比較すると逆数になります。したがって、1.0 より大きくなります。Kn は次のようになります:

Kn = 1 + 0.25(As/sn) (log10(n) - 3)

ここで

As = 疲労サイクルの応力範囲

σn = 疲労サイクルの最大応力

n = 設計寿命での応力サイクル数

UKOOA

UKOOA の理想化された許容応力包絡材料比率 r です。この比は下図に示すとおり sa(0:1)/sa(2:1) と定義されます。運転荷重ケースに対して 1つの値を入力します。

IGE/TD/12

引っ張り強さ UTS です。

EN-13480

応力範囲低減係数は Table 12.1.3-1 から得られます。B31.1 の表と同じで、式 12.1.3-4 から計算します。EN-13480 では、このボックスにサイクル数を指定できます。これにより、CAESAR II は式 12.1.3-4 によってサイクル数低減係数を計算します。

GPTC/Z380

使用しません。

PD-8010 (Part 1 & Part 2)

使用しません。

ISO 14692

F は異なる使い方をします。ISO 14692 の Reference を参照してください。

HPGSL

設計温度での応力範囲低減係数です。

JPI

設計温度での応力範囲低減係数です。