Gap - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

選択した拘束の 種類 (Type) に応じてギャップの値を指定します。

GAP

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in

  • mm

  • cm

動き始めて支持が有効になるまでの拘束方向の距離です。ギャップの値は常に正です。回転拘束では、角度で指定します。並進方向拘束で符号がなければ両方向に拘束し、ギャップも支持方向の正負に存在することになります。たとえば、+Y方向の拘束で 0.25in. のギャップは、Y の負方向へ 0.25in. 動くことを示しています。ギャップの指定は自由に動く方向に影響を与えることはないので、この場合は +Y方向へは自由に動けます。

両方向への動き量を制限するときに、同一方向に、正負の符号を持つ2つの拘束を設けるのは普通の方法ではありません。動き量の制限は、ギャップに符号を付けるのではなく、拘束に符号を付けることに注意してください。CAESAR II のギャップ指定は長さの測定であり、常に 正の値をとります。

例:

  • TYPE GUI GAP 1/4 ... ガイド で両方向に 1/4インチをとります。

  • TYPE +Y GAP 3.0 ... Y方向の正方向に自由で、負方向 に 3インチのギャップがあります。

  • TYPE RX GAP 5.0 ... X軸周りの回転拘束で正負 5度まで動くことができます。

  • TYPE = XROD YROD ZROD

Len

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in

  • mm

  • cm

ロッドハンガーの長さを指定します。拘束節点から回転軸までの長さです。拘束節点は回転軸周りに回転します。続節点 (CNODE) が定義されているときには、接続節点 (CNODE) 周りに回転します。Len は必須入力です。

  • TYPE = X2 Y2 Z2 RX2 RY2 RZ2

K2

並進 (Translation) - 一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • lb/in

  • N/mm

  • N/m

  • N/cm

回転 (Rotation) - 一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in•lb/deg

  • N•m/deg

バイリニア拘束の降伏剛性を指定します。拘束の荷重が降伏荷重 Fy を超えると、剛性は K1 から K2 に変わります。狭いトレンチ内の配管モデル、パイプラインのグルーブサポートでは、K2の値は負になります。CAESAR II は、K2 をゼロと設定すると剛と見なします。非常に小さい剛性の時は 1.0 と入力してください。

  • TYPE = XSPR YSPR ZSPR

"x"

一般的な単位 (ユーザーの単位系による):

  • in

  • mm

  • cm

ボトムアウト する前のスプリングのトラベルを指定します。代表的な YSPR では、この動き量は負の Y 方向のスプリングのボトムアウト量です。

  • TYPE = XSNB YSNB ZSNB

拘束ギャップをグラフィックスに表示するには 拘束 (Restraint) 凡例を使用します。詳細は、凡例 (Legends) ツールバー および 凡例を使ってモデルをチェックする (Using Legends to Check Your Model) を参照してください。