選択した拘束の 種類 (Type) に応じてギャップの値を指定します。
GAP
一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
-
in
-
mm
-
cm
動き始めて支持が有効になるまでの拘束方向の距離です。ギャップの値は常に正です。回転拘束では、角度で指定します。並進方向拘束で符号がなければ両方向に拘束し、ギャップも支持方向の正負に存在することになります。たとえば、+Y方向の拘束で 0.25in. のギャップは、Y の負方向へ 0.25in. 動くことを示しています。ギャップの指定は自由に動く方向に影響を与えることはないので、この場合は +Y方向へは自由に動けます。
両方向への動き量を制限するときに、同一方向に、正負の符号を持つ2つの拘束を設けるのは普通の方法ではありません。動き量の制限は、ギャップに符号を付けるのではなく、拘束に符号を付けることに注意してください。CAESAR II のギャップ指定は長さの測定であり、常に 正の値をとります。
例:
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TYPE GUI GAP 1/4 ... ガイド で両方向に 1/4インチをとります。
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TYPE +Y GAP 3.0 ... Y方向の正方向に自由で、負方向 に 3インチのギャップがあります。
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TYPE RX GAP 5.0 ... X軸周りの回転拘束で正負 5度まで動くことができます。
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TYPE = XROD YROD ZROD
Len
一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
-
in
-
mm
-
cm
ロッドハンガーの長さを指定します。拘束節点から回転軸までの長さです。拘束節点は回転軸周りに回転します。続節点 (CNODE) が定義されているときには、接続節点 (CNODE) 周りに回転します。Len は必須入力です。
-
TYPE = X2 Y2 Z2 RX2 RY2 RZ2
K2
並進 (Translation) - 一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
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lb/in
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N/mm
-
N/m
-
N/cm
回転 (Rotation) - 一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
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in•lb/deg
-
N•m/deg
バイリニア拘束の降伏剛性を指定します。拘束の荷重が降伏荷重 Fy を超えると、剛性は K1 から K2 に変わります。狭いトレンチ内の配管モデル、パイプラインのグルーブサポートでは、K2の値は負になります。CAESAR II は、K2 をゼロと設定すると剛と見なします。非常に小さい剛性の時は 1.0 と入力してください。
-
TYPE = XSPR YSPR ZSPR
"x"
一般的な単位 (ユーザーの単位系による):
-
in
-
mm
-
cm
ボトムアウト する前のスプリングのトラベルを指定します。代表的な YSPR では、この動き量は負の Y 方向のスプリングのボトムアウト量です。
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TYPE = XSNB YSNB ZSNB
拘束ギャップをグラフィックスに表示するには 拘束 (Restraint) 凡例を使用します。詳細は、凡例 (Legends) ツールバー および 凡例を使ってモデルをチェックする (Using Legends to Check Your Model) を参照してください。