Occasional Load Factor (短期荷重係数) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

Language
日本語
Product
CAESAR II
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ヘルプ
CAESAR II Version
12

短期荷重係数を設定します。デフォルトの 0.0 は、現在の配管規格に準拠した数値を CAESAR  II が採用することになります。B31.1 では、計算された応力は、継続時間が運転時間24時間に対して 10%以下の短期的な事象であれば付属書A の Sh で示される最大許容応力の 15%までの超過を許容しています。また、継続時間が運転時間24時間に対して 1%以下の短期的な事象であれば付属書A の Sh で示される最大許容応力の 20%までの超過を許容しています。B31.1 の適用であればデフォルトは 15%です。20%が適切な短期荷重であれば 20%を指定できます。

では、「圧力と自重、その他の持続荷重と、風、地震などの短期荷重による長手方向応力の和は付属書A に規定する許容応力の 1.33倍まで許容する。許容応力が当該温度での降伏点の 2/3を超える場合は、注釈302.3.2 の Note 3に規定するように低減しなければならない」としています。B31.3のデフォルトは33%です。当該温度の材料強度から、この値が高すぎる場合には小さな値を指定してください。

この環境設定は新しいジョブファイルにのみ使われます。いったん静的荷重ケースが定義されたあとで、この短期荷重係数を変更しても静的解析に影響を与えません。既存の静的荷重ケースの定義は、静的解析 - 荷重ケース編集 (Static Analysis - Load Case Editor)荷重ケース (Load Cases) タブで変更します。動的解析では、常にこの環境設定を参照します。