レポート テンプレート エディタ (Report Template Editor) - CAESAR II - ヘルプ

CAESAR II ユーザーズガイド

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

静的出力プロセッサ (Static Output Processor) メニュー: オプション (Options) > カスタムレポート (Custom Reports) > 新規 (New)

カスタムレポート (Custom Reports) ツールバー: 新規カスタム レポート テンプレートの追加 (Add new custom report template)

レポート テンプレート エディタ (Report Template Editor) を使用してカスタムレポートを作成します。新規レポートを作成するには、まず 1つ以上の荷重ケースを選択して、次にコマンドをクリックします。

静的出力プロセッサ (Static Output Processor) メニュー: オプション (Options) > カスタムレポート (Custom Reports) > 編集 (Edit)

カスタムレポート (Custom Reports) ツールバー: 既存カスタム レポート テンプレートの編集 (Edit an existing custom report template)

レポート テンプレート エディタ (Report Template Editor) を使用して既存のレポートを編集します。既存のレポートをカスタマイズするには、荷重ケースを選択して標準またはカスタムレポート名を選択し、次にコマンドをクリックします。

レポート テンプレート エディタ (Report Template Editor) ダイアログは、2つのセクションから構成されています: テンプレート エディタが左に表示され、プレビュー グリッドが右に表示されます。

レポート テンプレート エディタはツリー構造で、Windows エクスプローラのフォルダー表示に似ています。11 の主な分類で構成されています: 一般的なレポート編集のためのテンプレート名 (Template Name)、テンプレート設定 (Template Settings)、および次の出力フィールド; 変位 (Displacements)、拘束 (Restraints)、局所拘束 (Local Restraints)、機器ノズルチェック (Equipment Nozzle Checks)、全体と局所荷重 (Global and Local Forces)、フランジ評価 (Flange Evaluation)、応力 (Stresses)、ハンガーテーブル データ (Hanger Table Data)。

テンプレート名 (Template Name) の分類では、レポート名を指定、レポートの短い説明を入力、レポート種類の選択ができます。テンプレート設定 (Template Settings) 分類で レポート名を含む (Include Report Name) オプションがチェックされている場合、プレビュー グリッド内にレポート名に続いてテンプレートの説明が表示されます。

3種類のレポートがあります:

  • 個別 (Individual)

荷重ケースごとの出力レポートを作成します。これは、標準的な 変位 (Displacements) あるいは 拘束 (Restraints) レポートに類似したフォーマットになります。

  • 要約 (Summary)

ジョブで指定したすべての荷重ケースに対しての要約を1つの出力レポートに作成します。これは、標準的な 拘束の要約 (Restraint Summary) レポートに類似したフォーマットになります。

  • 規格適合 (Code Compliance)

複数の荷重ケースについて1つの応力評価レポートを作成します。これは、標準的な 規格適合 (Code Compliance) レポートに類似したフォーマットになります。

レポートの実際の文字列数と順番は、ユーザが指定できます。様々なカテゴリのデータは、ユーザーのニーズにより 1つのレポートとしてカスタマイズできます。

テンプレート設定 (Template Settings) カテゴリは、レポートのヘッダーとボディ テキスト、レポートの文字書式、そしてアライメントのオプションを提供しています。ヘッダーとレポート ボディのフォント種類、サイズ、色を設定することもできます。それぞれの項目に応じたオプションごとのチェックボックスのオン/オフによって、レポート名 (Report Name)ジョブ タイトル (Job Title)フィルター注釈 (Filters Description) のような特定のヘッダー テキストを含むことも、除くこともできます。レポートの行間 (Report Line Spacing) は、テキストの行間を変更します。要約形式のレポートで使用される 要約行 (Summary Line) チェック ボックスは、節点ごとの各フィールドまたは列の MAX値で要約行の表現を切り替えます。要約形式のレポートで使用される 節点番号/名 (Node Number/Name) チェックボックスを選択して、各 荷重ケース (Loadcase) 行の節点情報を繰り返します。このオプションをクリアした場合、節点は荷重ケースのデータの上に別行として表示されます。Microsoft Excel スプレッドシートへレポートを出力する際、これらの2つのオプションは、後のデータ取り扱いをサポートします。

エディタによる変更は、プレビュー内にすぐに反映されます。

以下の各カテゴリは、出力データに関連した項目です。たとえば、変位 (Displacements) カテゴリは、3つの並進方向成分 (DX, DY, DZ) と、3つの回転成分 (RX, RY, RZ) フィールドを含みます。応力 (Stresses) は、他の応力に関連する 軸 (Axial)曲げ (Bending)規格 (Code) 応力を含みます。フィールド名の右隣の番号は、このフィールドが配置される列番号を表しています。未設定あるいはゼロは、この列が現在のレポートに含まれていないことを表します。

各フィールドは、以下の情報を含みます:

フィールド名

説明

列番号 (Column Number)

出力レポートのフィールドの順番を示しています。

精度 (Precision)

表示する小数点の数を示しています。

並び順 (Sort Order)

列のデータが、昇順か、降順か、あるいは順番無しかを指定します。これは、最大値または最小値のレポート表示の柔軟性を提供します。

フォント (Font)

特別なフォーマットが必要な場合、テキスト フォントの種類、サイズ、色を指定します。レポート全体の一般的なフォント設定は、テンプレート設定 > ボディ (Template Settings > Body) カテゴリで設定します。

値の整列 (Align Values)

列内の値の左寄せ、右寄せ、センタリングを指定できます。

フィールドの表題 (Field Caption)

レポートに表示されるフィールドの名称を、カスタマイズできます。これは、プラントの北/南/東/西の方向を反映、あるいは一般的なプラントの X, Y, Z のかわりに鉛直/水平記号として変位出力の表示をカスタマイズする場合に有用です。

列幅 (Column Width)

表示される文字数または桁数に関して、列のサイズを指定することができます。さらに プレビュー グリッド (Preview Grid) 内の列のサイズ変更は、列幅 (Column Width) の値を調整します。0 を入力すると、列を閉じレポートから削除されます。-1 を入力すると、あらかじめ設定されたデフォルトのサイズに列を再設定します。

単位ベースの精度 (Units Based Precision)

選択された表示単位に基づいて計算される、小数点以下の桁の表示数自動制御を有効にするかどうかを設定します。この値は、単位変換ラベル (Units Conversion Label) の値と共に使用されます。この場合、精度 (Precision) の値は、無視されます。No に設定された場合、精度 (Precision) の値が使用されます。

エディタ内でカテゴリまたは特定のフィールドがハイライトされると、このフィールドのヘルプ テキストがエディタ ウインドウの最下部にある ヘルプ (Help) ボックスに表示されます。

カスタム レポート テンプレート エディタ (Custom Report Template Editor) ダイアログの右側の プレビュー グリッド (Preview Grid) は対話型です。ヘッダの列をドラッグしてレポート内のフィールドの順番を変更できます。列ヘッダをダブル クリックすると、列の数値を昇順か降順に並び替えることもできます。ドラッグした列番号あるいは並び替えた値は、エディタのツリー構造の該当するフィールドの 列番号 (Column Number) あるいは 並び順 (Sort Order) へ自動的に保存されます。一度 列ヘッダをクリックしてエディタ ツリー内のフィールドをハイライトし、内容を表示するための拡張やスクロールを行うことができます。

プレビュー グリッド (Preview Grid) は、最初の50行に制限されています。静的出力プロセッサ (Static Output Processor) ダイアログで適切な荷重ケースおよびカスタム レポート名を選択し、レポートの表示 (View Report) をクリックすると、レポート全体が表示されます。

カスタム レポート テンプレートに対するすべての変更は 保存 (Save) をクリックして保存できます。カスタム レポート テンプレートは、名前を付けて保存 (Save As...) をクリックして、別の名前でも保存できます。名前を付けて保存 (Save As...) ダイアログでは、新しいテンプレート名、簡単な説明、レポートの種類を入力します。レポート プレビュー(Preview Report) をクリックして プレビュー グリッド (Preview Grid) から枠線を削除します。同じボタンをもう一度クリックすると、編集のために枠線を再表示します。