応力集中 (Stress Concentrations and Intensification) - CAESAR II - ヘルプ

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日本語
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CAESAR II
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CAESAR II Version
12

トラニオン付きベンドの応力集中係数を指定します。 ASME NB 応力指数 C2、K2 と B31規格の i 係数 または 応力集中係数との関係に基づいています。 この関係式は次のようになります。

(m)(i) = (C2)(K2)

ここで:

m = 係数で、通常 1.7 あるいは 2 をとります。

i = B31 応力集中係数

C2 = ASME NB 2次応力指数

K2 = ASME NB ピーク応力指数

ピーク応力指数 (K2) は一般に応力集中係数 (stress concentration factor) として知られています。これは、交差部、あるいはエルボの最も高い応力とその位置での公称応力との比です。 ピーク応力は、板厚相当、あるいはその分数程度の非常に材料の小さな領域にしか存在しません。

配管系を構成する部品は有害なノッチ、総体的な不整合、その他の応力集中を誘引する異常がないように成型されますので、ピーク応力指数はかなりよく管理されています。 スムースな推移部での半径は少なくとも t/2 (tは部品の特性厚さ) 以上に規定されており、ピーク応力は 1.0 となります。仕上げのない溶接、ソケット溶接、その他の推移半径が定められていない位置では、ピーク応力は 2.0 に近づきます。

ユーザーがトラニオンと管を溶接するタイプのトラニオンを入力し、3番目の入力である応力集中の入力を省くと、CAESAR II は応力集中を 2.0 とします。