静的地震荷重ケース (Static Seismic Load Cases) - CAESAR II - ヘルプ

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CAESAR II
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12

基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログで 分布荷重 (Uniform Loads) 補助パネルをクリックして G単位 (in G's) オプションを選択します。最初の要素で、地震荷重 G単位を入力します。ベクトル1 (Vector 1) ボックスに X方向加速度、ベクトル2 (Vector 2) ボックスに Y方向加速度、ベクトル3 (Vector 3) ボックスに Z方向加速度を入力します。これは、荷重ケースの作成を容易にします。

地震は配管系が運転中に発生する可能性が高いので、運転ケースはすべての運転荷重に加えて地震荷重を設定する必要があります。この荷重ケースは、地震荷重の影響を分離する標準的な運転ケースで使用されます。地震荷重は、それから規格要求事項のための静的持続荷重ケースと組み合わせます。

L1

W+T1+P1

(OPE)

L2

W+T1+P1+U1

(OPE)

L3

W+T1+P1-U1

(OPE)

L4

W+T1+P1+U2

(OPE)

L5

W+T1+P1-U2

(OPE)

L6

W+T1+P1+U3

(OPE)

L7

W+T1+P1-U3

(OPE)

L8

W+P1

(SUS)

L9

L1-L8

(EXP)

L10

L2-L1

(OCC)

L11

L3-L1

(OCC)

L12

L4-L1

(OCC)

L13

L5-L1

(OCC)

L14

L6-L1

(OCC)

L15

L7-L1

(OCC)

L16

L8+L10

(OCC)

L17

L8+L11

(OCC)

L18

L8+L12

(OCC)

L19

L8+L13

(OCC)

L20

L8+L14

(OCC)

L21

L8+L15

(OCC)

荷重ケース2から7は、すべての荷重を含み、これらの運転ケースを呼び出します。差し引かれた分布荷重ベクトルは、適用された分布荷重の方向を反転しています。短期拘束荷重と短期変位には、これらの荷重ケースの結果を使用してください。荷重ケース10から15は、運転荷重を差し引いた短期荷重ケースです。これらは短期荷重ケースと呼ばれますが、規格適合を満足するための一部分なので、規格応力評価を必要としません。そのために 出力状態 (Output Status)削除 (Suppress) オプションを選択します。また、これらすべての組み合わせ荷重ケースは、荷重ケース (Load Cases) タブの 代数和合成方法 (Algebraic Combination Method) を使用します。荷重ケース16から21は、すべて規格適合のために使用されます。持続ケースの結果に差し引いた短期ケースの結果を追加し、スカラー (Scalar) または ABS 絶対値合成方法 (ABS Absolute Value Combination Method) のいずれかを使用します。変位、荷重そしてモーメントが異なる可能性があるものの、スカラーと絶対値の両方は、同じ規格応力の結果となります。組み合わせケースの応力の結果以外を使用しないので、どの合成方法を使用するかは重要ではありません。

ある場合には、水平方向の g-荷重と鉛直方向の g-荷重とを組み合わせることがあります。しばしば係数は、組み合わされた荷重の鉛直 g-荷重成分に適用されます。鉛直コンポーネントには、基本配管入力 (Classic Piping Input) ダイアログの 分布荷重 (Uniform Load) データを入力するか、あるいは以下のように荷重ケース編集内で直接操作することができます。この例では、0.67垂直 g-荷重と各水平コンポーネントで組み合わせます。

L1

W+T1+P1

(OPE)

L2

W+T1+P1+U1+0.67U2

(OPE)

L3

W+T1+P1-U1+0.67U2

(OPE)

L4

W+T1+P1+U1-0.67U2

(OPE)

L5

W+T1+P1-U1-0.67U2

(OPE)

L6

W+T1+P1+U3+0.67U2

(OPE)

L7

W+T1+P1-U3+0.67U2

(OPE)

L8

W+T1+P1+U3-0.67U2

(OPE)

L9

W+T1+P1-U3-0.67U2

(OPE)

L10

W+P1

(SUS)

L11

L1-L10

(EXP)

L12

L2-L1

(OCC)

L13

L3-L1

(OCC)

L14

L4-L1

(OCC)

L15

L5-L1

(OCC)

L16

L6-L1

(OCC)

L17

L7-L1

(OCC)

L18

L8-L1

(OCC)

L19

L9-L1

(OCC)

L20

L10+L12

(OCC)

L21

L10+L13

(OCC)

L22

L10+L14

(OCC)

L23

L10+L15

(OCC)

L24

L10+L16

(OCC)

L25

L10+L17

(OCC)

L26

L10+L18

(OCC)

L27

L10+L19

(OCC)

地震荷重の水平と鉛直成分を組み合わせる必要がある場合があります。これは、静的解析 - 荷重ケース編集 (Static Analysis - Load Case Editor) で行うことができます。最初の例で示すように、静的地震荷重ケースを設定し、SRSS合成方法 (SRSS Combination Method) を使用して分離された水平および鉛直荷重ケースを組み合わせます。これらの結果を持続荷重に追加します。

L1

W+T1+P1

(OPE)

L2

W+T1+P1+U1

(OPE)

L3

W+T1+P1-U1

(OPE)

L4

W+T1+P1+U2

(OPE)

L5

W+T1+P1-U2

(OPE)

L6

W+T1+P1+U3

(OPE)

L7

W+T1+P1-U3

(OPE)

L8

W+P1

(SUS)

L9

L1-L8

(EXP)

L10

L2-L1

(OCC) *

L11

L3-L1

(OCC) *

L12

L4-L1

(OCC) *

L13

L5-L1

(OCC) *

L14

L6-L1

(OCC) *

L15

L7-L1

(OCC) *

L16

L10+L12

(OCC) **

L17

L10+L13

(OCC) **

L18

L11+L12

(OCC) **

L19

L11+L13

(OCC) **

L20

L14+L12

(OCC) **

L21

L14+L13

(OCC) **

L22

L15+L12

(OCC) **

L23

L15+L13

(OCC) **

L24

L8+L16

(OCC) ***

L25

L8+L17

(OCC) ***

L26

L8+L18

(OCC) ***

L27

L8+L19

(OCC) ***

L28

L8+L20

(OCC) ***

L29

L8+L21

(OCC) ***

L30

L8+L22

(OCC) ***

L31

L8+L23

(OCC) ***

* 静的解析 - 荷重ケース編集 (Static Analysis - Load Case Editor) の代数和合成方法を使用してください。

** 静的解析 - 荷重ケース編集 (Static Analysis - Load Case Editor) の SRSS合成方法を使用してください。

*** 静的解析 - 荷重ケース編集 (Static Analysis - Load Case Editor) の ABS または スカラー合成方法を使用してください。

持続規格応力の評価を実行しない配管規格の OCC は地震荷重を含む運転荷重ケースに変更してください。規格適合のために、これらのケースを使用します。この場合、組み合わせケースは不要です。