時刻歴解析結果のアニメーションは、動的出力 (Dynamic Output) ウィンドウの アニメーション表示 (View Animation) をクリックして起動できます。システムは単線のアイソメトリックモードで表示されます。モデルは、回転、拡大縮小、移動ができ、異なる投影法も設定できます。現在の時刻歴ステップとジョブ名は画面の上部にタイトルとして表示されます。時刻歴解析の複雑さとアニメーション時間の短縮から、アニメーションは単線のアイソメトリック表示に限定されています。
アニメーションをファイルに保存 (Save Animation to File) は、同じ理由により時刻歴解析アニメーションでは使用できません。
時刻歴解析アニメーションエンジンでの補足的な機能として、要素ビューアー (Element Viewer) があります。要素ビューアー (Element Viewer) には、時間ステップでの特定の要素情報が表示されます。要素ビューアー (Element Viewer) をクリックすると、要素情報 (Element Info) ダイアログに時間ステップでの特定の要素情報として節点変位、荷重、規格応力、SIFの情報が表示されます。次へ (Next) >> や 前へ (Previous) << をクリックすると次の、あるいは前の要素の同時刻の情報を表示します。
Motion をクリックして、アニメーションを開始すると、現在のタイムステップがタイトルに表示され、ウィンドウの下のタスクバーには進捗状況が表示されます。
モデルのアニメーション表示にはいくつかの方法があります:
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アニメーションの速度を 速く 、遅く 、停止 できます。
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要素情報 (Element Info) ダイアログが表示されているときに 次へ (Next) >> や 前へ (Previous) << をクリックして、次の、あるいは前の時間ステップの現在の要素の情報を得ることができます。アニメーションが停止しているとき、このオプションでアニメーションを1つ後の時間にすすめたり、1つ前の時間に戻したりすることができます。アニメーションを停止した後で、アニメーション表示 (View Animation) を再度クリックして、停止した時刻から時刻歴解析の結果を継続することができます。
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Plot the First Time Step や Plot the Last Time Step をクリックして、アニメーションを最初の時間ステップや最後の時間ステップに移動させることができます。
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時間スライダーを適切な時間ステップにドラッグします。バーの位置はアニメーションの進み方に応じて自動的に調整されます。ユーザーはスライダーをクリックし、タイムラインに沿ってドラッグすると、指定の時間ステップに移動することができ、モデル変形の変化を見ることができます。
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要素情報 (Element Info) ダイアログが表示されていれば、ハイライトされた要素情報が現在のタイムステップでの情報に更新されます。
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節点番号が表示できますが、アニメーション中は節点番号を表示しない方がよいでしょう。アニメーションされた要素が動くと、それぞれの節点番号が再描画されます。これにより点滅が生じ、アニメーションの継続が不可能になることがあります。