モデルのエラーチェック (Check for errors in the model) - CAESAR II - インストール & アップグレード

CAESAR II クイック リファレンス

Language
日本語
Product
CAESAR II
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インストール & アップグレード
CAESAR II Version
13

モデル作成が終わったら、解析を実行する前に必ず ファイル > エラー チェック (File > Error Check) を実行してください。

このエラーチェックには2つの機能があり、ひとつはユーザーの入力データをチェックすること、もうひとつは解析と結果確認処理で用いられる実行データファイルを構築することです。

解析実行を妨げるエラー、たとえば肉厚よりも腐れ代が大きいといったエラーは、致命的なエラーとして通知され、赤い文字で表示されます。ベンドまたは分岐なしで方向が変わるような一般的でない項目は、警告として通知され、緑色の文字で表示されます。中間計算や一般的な注釈を表示するようなメッセージは、青い文字で表示されます。すべてのメッセージは、モデル グラフィックの隣にある エラーと警告 (Errors and Warnings) タブに表示されます。

エラーまたは警告メッセージをダブルクリックすると、CAESAR II は関連する要素のスプレッドシートを表示し、グラフィック表示では要素をハイライトします。列のタイトルをクリックして、エラーメッセージの並べ替えができます。ファイル > 印刷 (File > Print) で、すべてのエラーレポートまたは選択した部分のレポートを印刷します。エラー チェック (Error Check) アイコンの矢印をクリックすると、致命的なエラーまたはすべてのエラーを選択して表示できます。

致命的なエラーがある場合は、必ず入力モジュールに戻ってモデルを修正してください。基本配管入力 (Classic Piping Input) タブをクリックするか、エラーメッセージの行番号をダブルクリックします。

エラーチェック処理で致命的なエラーがない場合、重心に関するレポートが表示され、解析用のデータファイルが作成されて解析段階に入ります。致命的なエラーがある場合、解析用データファイルは作成されず、解析段階には進みません。エラー チェッカー (Error Checker) でエラーがなくなるまで、エラーを修正してください。エラーがなくなったら解析段階に進めます。