UCS 管理 - CADWorx - ヘルプ

CADWorx Plant

Language
日本語
Product
CADWorx
Subproduct
Plant
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ヘルプ
CAESAR II Version
12
I-Configure Version
6.0(2016)
Smart Isometrics Version
7.2
Spoolgen Version
9.2
CADWorx Version
20.1 (2020 R1)
CADWorx Structure Version
2020 R1 (4.1)

CAD プラットフォームでは X, Y, Z 座標系の UCS (ユーザ座標系) をユーザーが指定できます。UCS を操作するには、UCS の原点と方向設定に精通している必要があります。

UCSICON オプションが オン (On) (表示) になっていて 原点 (Origin) に設定されている必要があります。これにより、アイコンの正確な位置が常に確認できます。必須ではありませんが、図面のコンポーネントの中心線近辺にあることが強く推奨されます。これにより、すべてを同じ平面に入れることができます。別の平面に移動する必要がある場合、UCS 次 (NEXT) コマンドを使用するか、適切な平面 (北、南、東、西、または平面) を選択して、新規平面の中心線にアイコンを配置します。

ラバーバンド効果が確認できないか、正しく見えない場合、平面から外れています。アイコンは自分がどこにいるかを示すので、その位置に注意してください。壊れた鉛筆アイコンが表示され、配管またはコンポーネントの代わりに不明な線が画面に表示された場合、現在の平面は視点と直角になっています。元に戻す (Undo) コマンドを使用するか、視点を変更します。

アイソメトリックまたは 3D モデルの寸法配置または注釈配置は、UCS アイコンを操作しているノードまたはランの中心線に配置されます。文字はアイコンと同じ方向を持ちます。

Xtext

UCS を X軸に沿って 180度回転させます。X-Y 面に対してマイナスの角度を持つ視点を使って、モデルを底面から見た場合、文字および寸法配置は逆さまおよび裏返しになります。このオプションは、これを修正するために UCS の X軸を回転させます。文字および寸法は、表示およびプロットする正しい方向に配置されます。X-Y 視点でマイナスからプラス角度に変更した場合、文字を正しい方向に戻す必要があります。

Ztext

UCS を Z軸に沿って 180度回転させます。X-Y 面で X軸から 0 ~ 180度の視点を使って、モデルを裏側から見た場合、文字および寸法配置は逆さまおよび裏返しになります。このオプションは、これを修正するために UCS の Z軸を回転させます。文字および寸法は、表示およびプロットする正しい方向に配置されます。裏面からの視点 (X-Y 面で X軸から 180 ~ 360度) に変更した場合、文字を正しい方向に戻す必要があります。

エレベーション (Elevation)

エレベーションを、現在の UCS に設定します。このコマンドは、北、南、東または西面の深さは設定しません。エレベーションを現在の 0' から 10' に設定すると、位置に関わらず UCS を 10' に設定します。

回転 (Rotate)

現在の UCS を、X、Y および Z軸に沿って回転します。たとえば、UCS に 45度のエルボを挿入した後に 45度回転することで、45度のエルボに沿って他のコンポーネントを配置できます。

座標 (COordinate)

WCS (ワールド座標系) に関連付けて、正確な X、Y、Z 座標を指定します。

クリップ (CLip)

UCS による現在の平面セットでビューをクリッピングします。この平面は 自動フォーカス UCS (Point and Shoot UCS) オプションまたは任意の 3点 UCS 位置で設定できます。平面は、任意の角度でスキューできます。

オン (On)

ビューのクリッピングを 背面 (Back) または 前面 (Front) オプションで設定された距離でオンにします。

オフ (Off)

ビューのクリッピングをオフにします。

背面 (Back)

クリッピングエリアの背面までの距離を設定します。この値は負の数値にしてください。この数値が正の場合、前面のクリッピングエリアを超えてクリッピングされ、何も表示されないことになります。

前面 (Front)

クリッピングエリアの前面までの距離を設定します。この値は正の数値にしてください。この数値が負の場合、背面のクリッピングエリアを超えてクリッピングされ、何も表示されないことになります。

クリップ (CLip) オプションは VIEWCLIP コマンドでも使用できます。

ポイント選択 (Pick point)

0,0,0 のユーザ ベースを選択したポイントに移動します。Enter キーを押すと、UCS は同じ原点に保ちながら新しい平面に切り替えます。たとえば Enter キーを押して北面を西面に変更します。

CAD プラットフォームの UCS コマンドを使用して、他の UCS 位置を入力してください。このコマンドで特に有用なオプションは オブジェクト (OBject)3点 (3 Point) です。UCS を再配置する手法を使用する場合、UCSICON はオンのままにしておき、原点を設定します。

画面の縁に近いポイントを選択して、UCS アイコンがオンで原点に設定されている場合、アイコンはこの位置にとどまらない可能性があります。CAD では、アイコン全体が表示されていることと画面の左下角に配置されていることが必要です。このような状態になった場合、少しズーム アウトするか新しい UCS 位置に向かってパンします。